【 '93年事件 part.3
― 経緯と推移・会誌より ―
( VOL.57 / Oct 1993 ~ VOL.109 / Oct 1999 )
I N D E X
part.1 ‥‥ TIME TABLE (推移一覧)
part.2 ‥‥ NEWS報道関連
part.3 ‥‥ マイケルの声明 / 業界人・近親者のコメント  This Page
part.4 ‥‥ 関係者・近親者インタビュー
part.5 ‥‥ 特集記事

【関連ページ】 アメリカ訴訟社会の問題点   一件を終えて…
独占インタビュー by.タラボレリ氏   マスメディアへの 『アクセス権』
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= マイケルの声明 =

'93年8月24日 マイケルの最初の声明文
 (代読 : ハワード・L.ワイツマン弁護士 - マイケルの代理人)

[和訳]
 僕の代理人は、カリフォルニアでこれまでに・そして今現在起きている状況の経過を、絶えず僕へ報告してきてくれました。
 警察署長ウィリー・ウィリアムズ率いるLA警察の思慮深い発言に、深く感謝しております。
 そして彼らが公正かつ徹底した捜査を行ない、その結果が僕の行ないには全く非が無かったという事を証明すると固く信じております。
 僕はワールドツアーを今後も続けるつもりであり、予定されている都市のそれぞれであなた方に逢えるのを楽しみにしております。
 世界中の僕のファン達による熱烈な支持に深く感謝しております。
 皆さんを愛してます。ありがとうございました。

[原文]
 My representatives have continuously kept me aware of what is taking place in California.
 I appreciate the remarks of Chief Willie Williams and our Los Angeles Police Department.
 I am confident the department will conduct a fair and thorough investigation and its results will demonstrate that there was no wrong doing on my part.
 I intend to continue with my world tour, and look forward to seeing all of you in the scheduled cities.
 I am grateful for the overwhelming support of my fans throughout the world.
 I love you all. Thank you.

'93年8月26日 タイ・バンコックにて肉声テープ
 
  【 脱水症状のため公演が再延期となったことを受けて 】

 ファンの皆さんに、8月27日バンコックのナショナル・スタジアムで公演することを約束します。皆さんを愛してます。

'93年8月31日 シンガポールにて肉声テープ
 
  【 前日の公演直前の急病を受けて 】

 昨夜は突発的な病気で公演をキャンセルし、シンガポールのファン達にご迷惑をかけてしまい本当にごめんなさい。明日スタジアムで逢えるのを楽しみにしています。たゆまぬご理解・ご支持に感謝します。皆さん愛してます。ありがとう。

'93年11月12日 メキシコ・シティーにて肉声テープ
 
  【 Dangerousワールド・ツアー中止と治療専念の発表 】

 このツアーが始まった時、僕はゆすりの標的にされ、その直後にはゾッとするような悪行をしたと非難されました。
 プライドは傷つき、屈辱を受け当惑し、心には深い傷を負い、多くの心労を背負ったのです。

 ツアーの7ヶ月前に、以前CM撮影で負った頭皮のヤケド跡に植毛手術を受けたのですが、痛みが止まらず、医師の処方で合法的に手に入れた鎮痛剤を使用していました。
 しかし、偽りの訴えによるストレスと ツアーのため途方もないエネルギーを使うことが重なり、極度に疲労し、肉体的にも精神的にも消耗してしまいました。そして徐々に使用量も激増し、鎮痛剤に依存するようになってしまったのです。

 友人や医師は、薬物中毒を治療するため専門家の指導を受けるよう助言してくれました。健康を回復するため、治療の必要性を認識すべきだと思いましたので、ワールドコンサート・ツアーを続けることは出来なくなり、残りの日程を中止します。
 問題を克服し、この経験を活かしてさらに強くなれると確信しています。

 エリザベス・テイラーは、僕に危機が訪れるたびに力と相談の源になってくれます。僕を助けてくれる彼女の無条件の愛と勇気づけは、一生忘れません。
 皆さんのご支援とご理解に感謝しています。またすぐにお逢いできると思います。
 皆さんを愛しています。さようなら。

'93年12月22日 ネバーランドからの生中継

[和訳]
 こんにちは。
 僕の全ての友人とファン達へ、その愛とサポートに対して僕の最も深い感謝の意を伝えたいと思います。
 僕はしっかり元気でおります。

 皆さんもご存知のように、ツアーが終了した後、僕は鎮痛剤依存の治療のため海外に残っておりました。
 鎮痛剤は当初、最近施術した頭皮の復元手術(※'84年PEPSI撮影事故でのヤケド跡の再手術)から続いていたひどい苦痛を緩和するため、処方されたものでした。

 最近、僕について、誤った見方でのひどいステートメントが出ています。
 これらは全て間違っているものです。
 これが始まった時から、僕を中心にしたこのひどい経験の早期解決を主張してきました。
 ここでは、僕に対して言われている間違いをひとつひとつ是正していく気はありません。僕の弁護士から 「ここは法廷ではないから」 と忠告されたからです。
 僕が特に憤っているのは、この事件をここまで大きくしたマスメディアです。
 あらゆる機会を利用しては、この事件を分析したり操作して、勝手な結論を出しています。
 僕は、皆さんすべてにお願いしたいのです。「僕を非難したりレッテルを貼ったりする前に、真実が明らかになるまで待って下さい」 と…。
 僕を罪人のように扱わないで下さい。僕は無実なのですから。

 今週初めに僕は、サンタバーバラ区シェリフ課とLA警察により、人間性を無視した屈辱的な取り調べを受けさせられました。
 持ってきた捜査令状によって彼らは、僕のペニス・尻・下半身・太もも等、彼らの必要と思う箇所すべてを観察し、写真に撮ることが出来たのです。
 彼らは特定のしみや斑点・それから以前お話ししたような肌の色変化を捜していたと思われます。

 令状は、彼らと同伴した医師によって、僕の肌の状態を見るために体を調べさせるよう命令したものでした。
 令状によると、僕には取り調べや写真撮影を拒否する権利はなく、もし非協力的であれば裁判時にそのことを有罪の証拠として提出する、となっていました。

 それは、僕の人生において最も屈辱的な命令であり、人として耐えられるはずのないものでした。
 そしてその取り調べが全部終わった後でも、彼らはまだ満足したようには見えず、もっと写真を撮りたがったのでした。
 あれは悪夢・最もひどい悪夢でした。
 しかし、これが僕の無実を証明するため我慢すべき事ならば、するしかないでしょう。

 僕は、自分の人生を通じて、何千何万もの子供たちが幸せな生活を送れるよう、ただ助けようとしてきました。
 どのような子供でも苦しんでいるのを見ると、涙なしにはいられません。

 僕は、これらの訴えに関して無実です。
 もし僕に罪があるとすれば、それは世界中の子供たちを助けるために力を尽くしてきた事でしょうか?
 歳や人種に関わらず、子供はみな愛すべきものだし、子供たちの無垢な笑顔を見ていると喜びが湧いてきます。
 僕自身には無かった子供時代を、子供たちを通して楽しんでいるのです。
 もし僕に罪があるなら、それは神が子供たちに対して言ったこと・「私の所へ辿り着くために耐えなさい」 を信じたことでしょう。
 決して自分を神だなんて大それたことを思っているわけではありませんが、心の内では神のようになりたいと思っています。

 僕は無実であり、いずれ、これらのひどい主張は間違ったものであると証明されると判っています。
 僕の友人たちとファンの皆さん、あなた方の応援に対しお礼を申し上げます。
 一緒に最後を見届けましょう。
 愛してます。そして神のご加護が皆様にありますように。
 愛してます。さようなら。


[原文]
 Good Afternoon.
 To all my friends and fans, I wish to convey my deepest gratitude for your love and support.
 I am doing well and I am strong.

 As you may already know, after my tour ended I remained out of the country undergoing treatment for a dependency on pain medication.
 This medication was prescribed to soothe the excruciating pain that I was suffering after recent reconstructive surgery on my scalp.

 There have been many disgusting statements made recently concerning allegations of improper conduct on my part.
 These statements are totally false.
 As I have maintained from the very beginning, I am hoping for a speedy end to this horrifying, horrifying experience to which I have been subjected.
 I shall not, in this statement, respond to all the false allegations being made against me, since my lawyers have advised me that this is not the proper forum in which to do that.
 I will say, I am particuarily upset by the handling of this mass matter by the incredible, terrible mass media.
 At every opportunity, the media has dissected and manipulated these allegations to reach their own conclusions.
 I ask all of you to wait to hear the truth before you label or condemn me.
 Don't treat me as a criminal, because I am innocent.

 I have been forced to submit to a dehumanising and humiliating examination by the Santa Barbara County Sherrif's Department and the Los Angeles Police Department earlier this week.
 They served a search warrant on me which allowed them to view and photograph my body, including my penis, my buttocks, my lower torso, thighs, and any other area that they wanted.
 They were supposedly looking for any discoloration, spotting, blotches, or other evidence of a skin disorder called vitiligo which I have previously spoken about.

 The warrent also directed me to co-operate in any examination of my body by their physician to determine the condition of my skin, including whether I have vitiligo or any other skin disorder.
 The warrant further stated that I had no right to refuse the examination or photographs and if I failed to co-operate with them, they would introduce that refusal at any trial as an indication of my guilt.

 It was the most humiliating ordeal of my life - one that no person should ever have to suffer.
 And even after experiencing the indignity of this search, the parties involved were still not satisfied and wanted to take even more pictures.
 It was a nightmare, a horrifying nightmare.
 But if this is what I have to endure to prove my innocence, my complete innocence, so be it.

 Throughout my life, I have only tried to help thousands upon thousands of children to live happy lives.
 It brings tears to my eyes when I see any child who suffers.

 I am not guilty of these allegations.
 But if I am guilty of anything, it is of giving all that I have to give to help children all over the world.
 It is of loving children, of all ages and races, it is of gaining sheer joy from seeing children with their innocent and smiling faces.
 It is of enjoying, through them, the childhood that I missed myself.
 If I am guilty of anything, it is of believing what God said about children :
 "Suffer little children to come unto me and forbid them not, for such is the kingdom of heaven."
 In no way do I think that I am God, but I do try to be God-like in my heart.

 I am totally innocent of any wrongdoing and I know these terrible allegations will all be proven false.
 Again, to my friends and fans, thank you very much for all of your support.
 Together we will see through to the very end.
 I love you very much and may God bless you all.
 I love you. Good bye.


'94年1月5日 NAACP Image Awards でのスピーチ
 (※NAACP= National Association of Advincement of Colored People = アメリカの全国黒人地位向上協会)

[和訳]
 I love you.
 皆さんの温かいご支持に感謝しています。 I love you very much.

 NAACPは、ここ十数年というもの、いろいろな所でアメリカ全国民の平等と尊厳を求めて運動を展開してきました。
 平等という姿勢を貫いてきたこの会の記録の中には、投獄されたり殺されたりした黒人運動家の記述が見られます。
 今回、僕の中で彼らのことや彼らがみな無実だったことが大変大きな意味を持つようになりました。
 誰もがみな、有罪を宣告されるまでは無罪と推定されるし、その殆んどが実際、無実なのです。
 僕は今まで、この大切なことをあまり考えたことがありませんでしたが、今回自分が実際に犠牲となってやっと解りました。恐ろしい事だけど、人は、真実を知る前に簡単に他人の言葉を信じてしまうのです。

 (観客席から 「I love you!」の声が飛び交う)
 I love you more.

 僕は、無実と “推定”されるだけでなく、“実際”無実です。
 真実が僕を救ってくれます。

 今回の戦いの中で、信仰と仲間の応援が心の支えとなりました。
 僕らは、確実に同じものを求めている仲間です。
 そしてここに来られた事をとても誇りに思っています。


[原文]
 I love you.
 I love you very much.

 For decades the NAACP has stood at the forefront of struggle for equal justice under the law for all people in our land.
 They have fought in the lunch rooms of the South, in the hallowed halls of the Supreme Court and the board rooms of America, for justice, equality and the very dignity of all mankind.
 Members of the NAACP have been jailed and killed in noble pursuit of those ideals, upon which our country was founded.
 None of these goals is more meaningful to me at this time in my life, than the notion that everyone is presumed to be innocent, and totally innocent until they are charged with a crime, and then convicted by a jury of their peers.
 I never really took the time to understand the importance of that ideal until now, until I became the victim of false allegations, and the willingness of others to believe and exploit the worst before they have a chance to hear the truth.

 Not only am I presumed innocent, I am innocent !
 And I know the truth will be my salvation.

 You have been there to support me when others weren't around, and I thank you for that.
 I have been strengthened in my fight to prove my innocence by my faith in God, and by my knowledge that I am not fighting this battle alone.
 Together, we will see this thing through.


'94年9月24日 NYからの声明
 
  【 不起訴発表を受けて 】

[和訳]
 僕をサポートし、僕の無実を信じて下さった家族・友人・ファンの方たちに、心から感謝しています。
 これからリサ・マリーと共に新しい家庭を築いていくつもりですが、世界中の皆さんが私に寄せて下さった愛情は決して忘れません。
 神のご加護を。

[原文]
 I am grateful to all of my family, friends and fans who have stood by me and also believed in my innocence.
 Lisa marie and I look forward to getting on with our lives, raising a family, and will never forget the unending outpouring of love from all over the world.
 GOD bless you.

'95年1月11日 報道機関に対する声明
 
  【 米NBC 「ハードコピー」 を主に対象とした怒りの警告 】

 全くのウソをでっちあげ、僕自身の名声を傷つけようとする番組や報道機関の無神経さには、もはや我慢が出来なくなった。
 自分自身と家族は、自分の手で守らねばならなくなった。
 悪意に満ちたデマやウワサを垂れ流し、新聞を売るため・TVの視聴率を稼ぐための番組作りを企てる者たちに対して、法的手段を講じるよう 弁護士に指示を下した。

'96年5月 「プライムタイム」訴訟に対する声明
 
  【 少年の実父による和解時契約違反訴訟について 】

 この訴訟における申し立ては不正なものであり、私は精力的にこれに立ち向かいます。
 特に、彼がこの無意味な論争にリサ・マリーを巻き込んだ事を不快に思う。また、親しい友人同様のダイアン・ソーヤーやABC,仕事仲間であるソニー,ワーナーも訴えられている事を遺憾に思う。
 僕は、この問題が据え置かれている裁判所において、全てに勝つと確信している。

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= 業界人・近親者のコメント =

【マイケルの家族 - 両親・兄姉】
マイケルが自分の名声や成功を利用し、虐待しているなどと考えられている事に対して、私たち家族は一丸となってはっきり言いたいと思います。
世界中でなされているように、マイケルも至る所で年端の行かない者たちへ幸せを与えるため自分の生涯を費やしているという事を、私たちはよく解っています。困っている全ての人々への彼の深い愛情は、皆さん知ってのとおりです。
こういった事実に応えて、マイケルの尊厳と人間性は、こんな時にこそ皆さんの中へ広まり伝わると確信しています。
('93年8月30日・記者会見での声明)

【エリザベス・テイラー】
この件に関しては、現在弁護士の手中にあるため私がコメントするのは不適当だと思うので、今は何も言えません。
ただ、私はマイケルをとても心配していますし、彼を息子のように愛しています。私は心から彼を支援しています。

【ソニー・ミュージック・エンタテイメント】
ソニー・ミュージック及びエピック・レコードは、マイケル・ジャクソンを全面的に支持します。
彼は、世界中の児童チャリティー団体の活動資金を集めることに模範的な姿勢を示していて、最近はこの目的で自ら “ヒール・ザ・ワールド基金”も設立しております。
世界中の児童に代わり、彼の功績を讃えるものです。
('93年8月下旬・声明文)

【ダニエル・ゴールドバーグ/アトランティック・レコード代表】
過剰反応を起こさないようにしなければならない。三流週刊誌の言うことに振り回されてはいけない。
彼の仕事は、歌って踊ること。根も葉もない噂は意味が無い。しかし意味があろうと無かろうと、噂は一人歩きするものだ。
('93年8月下旬~9月頃)

【ジニー・ホワイト/ライアン・ホワイト君の母親でネバーランド従業員】
この7月、マイケルと少年が一緒のところを見かけた時、少年がマイケルの事を恐れている様子などありませんでした。2人の間に不審な様子は見受けられなかったし、少年は全く普段どおりに振る舞っていました。
マイケルは非常にナイーブなので、こんな事になって とてもつらい想いをしていると思います。
('93年9月頃)

【ローレンス・ヒルトン/ "An American Dream" で父ジョー役の俳優】
今ここで、はっきり言いましょう。何も証明されていないのです、何も!
マスメディアは、まるでマイケルを既に有罪かのように報道していますが、マイケルはそんな人ではありません。
('93年9月)

【ポール・マッカートニー】
マイケルは100%無実だと思う。彼はゆすられている。
疑われるのは、彼がインタビューに応じないからだ。マスコミに話せば子供好きだと解ってくれるはず。
('93年10月・英紙に応えて)

【ブルース・ウィリス】
本当に不公平だよ。マイケルは世界中の人々に愛されているのに…。
マスコミの報道合戦によって彼の人生は台無しだ。とても不幸なことだよ。
('93年10月頃)

【マコーレー・カルキン】
マイケルは親友だし、僕に変なふうに触れた事など無いよ。
('93年10月頃・警察からの聴取に対して)

【ジャーメイン・ジャクソン】
捜査の開始にあたり、私たち家族は全員一丸となってマイケルに対する明らかな支援・愛情の気持ちがあることを既に正式に発表しています。
いつもいつも家族は、マイケルの側に立ち、彼を愛し助けていくという確信を固めました。
私たちは、マイケルの尊厳や人間性が、一般の人々の間に広まり伝わるだろうことを固く信じています。

【米ペプシコ/Dangerousツアーのスポンサー】
ツアースポンサー契約はツアー完了時点で終えることになっており、マイケルがツアーを打ち切るという事なので、スポンサー契約も切れたという事になる。
('93年11月14日、NYにて発表)

【ジャネット・ジャクソン】
私の兄のために黙祷して下さい。
('93年11月24日からの全ツアー・コンサート会場にて)

【スティービー・ワンダー】
私は、この証拠のない申し立てを信じていません。
これは殆んど “魔女狩り”のように私には見えます。人が人を抹殺するために作り上げられたように思えます。とても悲しいことです。
私は、素晴らしい友人マイケルのために、いつも彼のそばにいます。
(USA TODAY紙に応えて)

【ポール・マッカートニー】
マイケルは100%無実だと思う。
リンダ(当時の妻)と私は子供を持つ親として、マイケルがそんな人間ではないという事がはっきりと判るんです。
('93年12月・アルゼンチンの新聞Clarinに応えて)

【ジャーメイン・ジャクソン】
ロンドン・デイリーエクスプレス誌から取材を受けた事実もない。家族全員でマイケルを1000%信じている。
この報道を取り消さなければ 2億ドルの訴えをするつもりだ。
('93年12月ごろ・同誌へ自分が 「マイケルは疑わしい」 とコメントしたという記事を受けて)

【NAACP代表者】
マイケルは、マスコミの標的にされてしまったんだ!
彼はマスコミに裁かれるのではなく裁判で裁かれるべきで、マスコミが有罪にしている。
これから1ヶ月半、報道を監視する。
('93年12月、NAACPの総意としてマイケル支援を発表)

【マキシミリアン・ミエル/ドイツ人俳優】
( “マイケルがどんなに素晴らしい人間か” を、ハリウッド・フォーブ誌に全面広告を出した)

【ウォルト・ディズニー社】
「キャプテンEO」の上映は中止しない。人気が高い上、いま中止を決めるのは時期尚早である。

【クインシー・ジョーンズ】
マスコミは報道合戦に夢中になっている。それらの報道は行き過ぎている。マスコミが勝手に彼を告発しているのです。実にひどい事態だ。
私は休みの間にマイケルに会ったが、彼は頑張っており元気そうでした。

【ルイス・ファラカーン/イスラム教のリーダー】
マイケルは13歳の少年に告発されたが、彼は陰謀の被害者だ。
この兄弟(※マイケル)は犯罪の告訴はされていないし、当局はマイケルが思慮分別のある人間だと承知している。
労働者の助成のために彼がお金を使っているという事を傍観していられないはずだ。
(NYのジャコブ・ジャケット・センターにて 2万人のメンバーの前で)

【デビー・アレン/振付師】
マイケル、神はあなたと共にいらっしゃいます。
そして私たちはずっとあなたの味方です。
('94年1月5日、NAACP Image Awardsにてマイケルから賞を受けてのスピーチ)

左: デビー・アレンさん  中央: Beat It等の振付師マイケル・ピータース氏(故人)

‥‥ 和解以降  ‥‥

【エリザベス・テイラー】
和解したことを喜んでいます。
あれ以上続けていたら、関係者全員が傷つく結果になっていたでしょう。

【ジャクソン家】
和解は、マイケルと弁護士の決断。
我々一家は、常にマイケルを支持する。

【アンソニー・ペリカノ/元マイケル側の私立探偵】
私は彼の無実を信じてきた。
(和解は有罪だからこその口封じではとの問いに) マイケルをよく知る人は、そんな風には思わない。仕方のない事だったと受け止める。

【ジャネット・ジャクソン】
家族の仲はとても良いわ。
マイケルは偉大なエンターテイナーよ、天才だと思うわ。
(インタビューに答えて)

【セガ・エンタープライゼス】
(「セガがマイケルとの計画を取り止めるとの発表をした」との記事について)
そういった発表は全くしていない。
計画を中止したわけでもないし、予定には今までどおり何の変更もない。

【ブライアン・アダムス】
この歌、知ってる?
(コンサートのアンコール時、"Billie Jean" を歌う)

【ベリー・ゴーディ・Jr./モータウンレコード創設者】
私は今、君を信じている。これからもずっと信じ続けるよ。
('94年2月19日、『ジャクソン・ファミリー・オナーズ』 にて。マイケルの手を握りしめながら)


【エリザベス・テイラー】
マイケル… 私たちは “何も知らずにあなたを苦しめた” 人たちよりもずっとあなたのことを解っています。私たちはあなたと一緒に苦しんできたのですから…。
あなたの受けた妨害も知っているけど、あなたが潔白だということも解っているわ。
あなたは輝けるスターです。裏切りなどありません。
タブロイドメディアはもうたくさん !! タブロイドTVも、もうたくさんよ !!
そんなものに耳を貸さない皆さん方だけが私たちの味方です。皆さん方だけが何をなすべきか解っているのです。皆さん方は(TVやタブロイドの)売れ行きなど気にしなくても良いのです。
マイケル… 私たちは、今回のことであなたが子供たちへの気持ちを変えることはないという事も解っているわ。あなたの中には美と真実があるもの。
あなたは世界でいちばん光輝けるスターです。落ち込むことなど無いのよ。あなたから何も取り上げる事など出来ないわ。あなたが “King Of Pop” である事に何ら変わりないんですもの。
あなたが大好きよマイケル。
('94年2月19日、『ジャクソン・ファミリー・オナーズ』 にて。時にスピーチ台を叩きながら)

【ジャネット・ジャクソン】
疑惑が持ち上がった時、マイケルはシンガポールにいたの。すぐに電話で話したわ。
来て欲しいと言われれば、ツアーのリハーサルも延期して飛んで行くつもりだった。
腹が立って仕方がないわ! マイケルほど優しくて愛情いっぱいの人はいないのよ。素晴らしいエネルギーとオーラを発散する人よ。マイケルが性的虐待だなんて、全くバカげているわ。
('94年3月下旬、ツアー来日中にTV 『タイムアングル』 のインタビューにて)

【ジャーメイン・ジャクソン】
マイケルは犠牲者だ。なぜマイケルを苦しめるのか。
マイケルは真実を語っている。マイケルは理解を求めているのに。神はマイケルの無実をご存知だ。
マイケルは、僕たちファミリーの栄光なんだ。ファンの声援がある限り、マイケルは大丈夫。ジャクソンズ・ショウの時も、10分間くらい拍手の嵐が鳴り止まなかった。感激でいっぱいだった。
彼は強い人間なんだ。
(TV番組 『インサイド・エディション』 にて)

【アーロン・ポール/シンガー】
本当に子供のことを想っている人なのに。
僕はいつだって彼の味方さ。彼の歌を聴いて育ったんだ。彼に憧れてエンターティナーになろうと思ったんだ。彼を尊敬しているよ。
彼は、お金に目が眩んだ少年の実父の犠牲になったんだ。
(People誌にて)

【ザ・リックファミリー/ピーター・リックの家族】
和解はお互いのために良かったんだ。
マイケルは、金とジェラシーの犠牲になったんだよ。
彼は、私たち家族にとても良くしてくれて感謝しているし、他にも知られていない善行をたくさんしているんだ。
(People誌にて)

【トニー・ドーティー/ライトウォーター・バレーでの Heal the Worldイベント時の司会者】
キャリアに影響があるのは仕方がない事だよ。お金を支払った事に疑問を感じている。
かといって、マイケルが有罪だろうが無罪だろうが、普通なら子供を “変わっている”と評判の男の所へ長いこと放ってはおかないだろう。不自然だよ。
噂になったって仕方がない事だけど、証拠は何もないんだ。
でも、音楽とは切り離して考えている。世界中の誰もが彼の歌を1曲ぐらいは知ってるよ。それは彼がしてきた事なんだ。
(People誌にて)

【ベリー・ゴーディ・Jr./モータウン創設者】
マイケルの事は、9歳の時からずっと信じている。
彼は世界最高のエンターテイナーだ。自分の息子のように愛しているよ。私はあの子達(J5)の父親代わりだ。
('94年11月頃、英TVインタビューに応えて)

【シドニー・ミラー/Black Radio Exclusive誌 代表】
ジャクソンは、プレスの中で有罪となるよう仕向けられ、実際そうされてきた。
裁判は、マイケルではなく 中傷を繰り返す記者に焦点を変えるべきだったんだ。
('95年1月頃、自身のBlack~誌のトピックにて)

【スラッシュ】
よくマイケルから電話が来る。 「ハーイ! スラッシュ」 ってね。あんなに有名なのにビックリするけど嬉しいよ。
彼は、言われるほどヤワな奴ではないし、絶対に!児童虐待なんてしていないよ。
('95年6月、来日中にフジテレビのインタビューに応えて)

【ジャネット・ジャクソン】
(マイケルの行動で)何も間違った事なんか見てきていないわ。全くの濡れぎぬよ。
だって、こんな風なのよ… 例えば、何度かTVで “マイケル・ジャクソンが少年たちとどんな事をするか” というのを観たけど、
 「マイケル・ジャクソンが今度はヨーロッパにいます。今回は女の子を連れています。」
って言うのよ! 大笑いしちゃったわ。
その女の子っていうのはイトコだし、しかも男の子なのよ。
皆は子供たちが誰なのか知らないのだろうけど、私たちにしてみればずっと以前から知っている子供なのにね。きっと何か面白いニュースがあると思ったんでしょうけど。
('95年11月号US誌のインタビュー記事より)

【ジャネット・ジャクソン】
もし人々がマイケルと同席する機会があれば、彼がどんなに素晴らしく親切な人で、決してメディアが流すような人ではないということが解るはずなのに…。
('96年1月頃、BETのインタビューに応えて)

【リサ・マリー】
説1: 「彼はそんな事はしていない。知っていることは全て証言する。」
説2: 「巻き込まれたくないわ」 と、サイエントロジーの教会に身を隠した
という (内容が真逆の)二つの報道が流れているそうです。
('96年8月5日発行の会誌より)

【ゴッサム・チョプラ/作家・TVアンカー】
9年前- 15歳の時、僕の父(医学博士ディーパック・チョプラ氏。マイケルとは長年友人関係)がネバーランチに連れて行き、それ以来マイケルと友達になった。
僕たちはビデオゲームをしたりしたんだ。ピザを注文したり、キャンディを食べたり、朝の5時まで芝居をしたりして、眠くなったら床やベッドで好きなように寝てしまって良いんだよ。
'93年後半、マイケルは少年への性的虐待で訴えられたけど、そのような事はいっさい無かったね。僕はそんな事は見てもいないし、そう感じた事も無いね。
初めてマイケルに逢った時、彼は神様からの贈り物でこの時代にやって来た若者だと思ったよ。
('99年3月頃、書物の中で語る)

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UPDATE - '07.06.27