STAR誌
('94.9.6,13,20号)
【 独占インタビュー by J. Randy Taraborrelli 】

( VOL.69 / Nov 1994 )

 STAR誌の('94年)9/6,13,20号に3週に渡り掲載された、J.ランディ・タラボレリ氏(『マイケル・ジャクソンの真実』 著者)による独占インタビュー。

 STAR誌といえば悪名高きタブロイド誌というイメージですが… 何故マイケルがこの誌に載るインタビューに応じたのか…
 ある意味でこれはマイケルの逆襲なのかもしれない?!
 タブロイド誌の特性をよく知っていて、誰もが手に取って読みそれによって広められた汚名であるとすれば、それを逆手に一撃パンチを食らわずぞ!ってとこかも…。

 長かった少年虐待疑惑訴訟で、渦中のマイケルがどんな想いで過ごしていたのか・何を感じていたのか、その全容をマイケル本人が語っています。
 捨てばち的なマイケル? 前進を考えるマイケル?
 これを読み思うところは、ファンと言えども千差万別だと思うのですが、この1年数ケ月の間、自分たちが考えてきた事も真っ白にした上で、改めてマイケルの言葉に耳を傾けてみたいと思います。

 "もし自分がマイケルと同じ立場に立たされ、尚かつ背負うもの・目指す目的がある人間であるとしたら…"


J.ランディ・タラボレリ氏

RT ‥‥ タラボレリ氏   MJ ‥‥ マイケル

 マイケル・ジャクソンは自分の無実を宣言している。
MJ 1年にもわたる捜査の結果、当局は何の証拠も証明も出来なかったんだ。

 マイケルが少年を悩ませたという告訴をされてから、初めてタラボレリ氏による独占インタビューに応じた。
 昨年(93年)の夏に起きた少年虐待疑惑について一番驚いたのはマイケル本人だと語っている。
MJ 友人を傷つけた上、その後いろいろな事が起きて来るんだ。

 ロス市警によるマイケルに対する捜査は('93年)8月17日に始まり、翌月には(マイケルはアジア・ツアー中)センチュリー・シティのコンドミニアムやサンタバーバラ牧場(ネバラン)、エンシノの家(実家)を家宅捜査した。
 マイケルはショックを受けたと語っている。
MJ 自分が遠くにいる時に家中を荒らされているのを考えてみてよ!
家中の物を手当たり次第に持って行ったんだ。何の意味もない物・ディズニーランドで撮った僕のビデオテープや友達の写真、何から何までさ。
それに日記まで! わかる? 赤の他人がプライベートな物を盗むんだよ。汚い手が母や神のことが書かれたページを捲るんだ。悪意があるとしか思えないよ。
まだ返って来ていない物も沢山あるんだ。その事を考えると涙が出て来るよ。
 そして急いで付け加えた。
MJ そんな事をしたって、僕が何か間違ったことをした証拠は何も見つからないんだ。

 それでもマイケルが13歳の少年から訴えられているという事に変わりは無かった。
 当時マイケル側の調査員であるペリカノ氏は、マイケルは無実で、これは金目当てのゆすりだと主張した。
MJ 2,000万ドル(約23億円)の要求があって、きっぱりと断わったんだ。
それは、そういう事が起きた時の我々の方針なんだ。
 マイケルは年間に25件から30件の訴えを受けるそうだ。その事はマイケルも認めている。
MJ その通りだよ。沢山の人がこういうくだらない事をして僕を傷つけ、たかろうとするんだ。
今回もいつもと同じだと思ってたよ。こんな大事になるとは思ってもみなかったんだ。
子供を傷つけた事なんて一度もないし、その事は僕の友達なら誰でも知ってるよ。誓ってそんな事は絶対にしていない。

 秋になると、マイケルの両親が彼と一緒にいるため海を渡った。最初のキャンセルとなったタイのバンコックでの事だ。
 その時はエリザベス・テイラーもやって来て、彼の世話をあれやこれやとした。

MJ エリザベス・テイラーには感謝している。僕を守ってくれたんだ。
RT 家族からも?
MJ 僕を守ってくれたんだ。
とマイケルは繰り返した。
 リズによって大っぴらに遠ざけられていた母親のキャサリンは全くみじめだった。
 キャサリンは、「リズはあの子と自由に会っているというのに、私は5分会うのにもアポイントを取らなきゃならないなんて、どうしたというんでしょう。」 と言っていた。
MJ こういうプレッシャーには弱いんだ。
 関係者によると、マイケルはホテルの部屋の窓に高価なクリスタルの花瓶を投げつけたそうだ。
 「ジャネットだけにはここにいて欲しいんだ。」
 ジャネットは、マイケルの次の公演地のシンガポールで兄に会う計画を立てていたが、8月の終わりにはMTVミュージック・アワードがあり結局彼女はシンガポールへは行かなかった。
 でもマイケルは毎日ジャネットと電話で話をしていた事を明らかにしている。
MJ ジャネットは親友なんだ。いつも話していたよ。リズがうまくやってくれたんだ。
ジャネットがいなかったらどうして良いか判らなかった。


 そして13歳の少年がした告訴の話はもっと込み入ってきて、裁判もされていないうちから有罪と決めつけているようでもあった。
 そうこうしているうちに、昔の雇用人たちがネバーランドでの思い出を売り始め、フィリピン人の夫婦は10万ドルで彼らの日記を売り、フランス人の夫婦は自分たちの話を売り出した。
MJ どうしてそんな事をするんだろう。僕には解らないよ。君には解るかい?
ネバーランドでは300人以上の人間が働いているんだ。その中の2~3人がバカげた話に乗ったところで何の意味もないよ。残りの295人に訊いてみてよ、そんな事は言わないよ。
 マイケルは怒りながら付け加えた。
MJ 僕のファンには、こう言って…
「フィリピン人の夫婦とフランス人の夫婦にインタビューしたロス市警と州検察官は、彼らの話に信憑性はない・目撃者ではない」、としたんだ。
当たり前さ、彼らの言っていることはTVで観た事だ! って世界中の人が知ってるよ。
でも、そう知らない人もいるんだ。
 それでもまだ、TVで話をする人間は出てきた。
 今度は、マイケルが少年と裸でいるところを見たというのだ。
MJ 同じ事さ…。
とマイケルはぶつぶつ言っていた。
MJ 彼女がTVで言った事はみんな知ってる。
でも、彼女がドアの向こうで宣誓をして何を言ったかは誰も知らないんだ。
実際、「圧力をかけられた」と言っていたよ。25,000ドルだそうだよ。
 メイドの解雇に関しては何も細かい事が伝わって来ないが、関係者は当たり前だと言っている。
MJ 結局は陰謀なのさ。解雇ではなく契約なんだ。
もともと話し合いの余地なんて無いんだから不利だよ。TVで話されている事が違うって言う事も出来ないんだから。
 マイケルは、「1つだけ知っておいてもらいたい事がある」と言っている。
MJ 誰かがTVで僕のことを言っていたとしたら、そんな事は無かったっていうことなんだ。

 93年10月の終わりにマイケルはまだツアー中だったが疑惑は収まる気配もなく、この時点で彼は全くどうして良いか判らなくなったと語っている。
 関係者は、
 「基本的にマイケルは物ごとはコントロール出来ると思っている。スキャンダルなんて吹き飛ばせば良いと解っているが、彼のモットーは "考えないこと" なんだ。マイケルから "ケリがつくまで僕の耳に何も言わないでくれ" と言われている。何か起きても細かい事は彼は知らないんだ。こうやって避けているんだ。」
 マイケルの関係者は、彼とちょくちょく会っているが細かい事をいちいち報告したりしない。彼らはマイケルを子供のように扱っている。
 マイケルは今こう語っている。
MJ 誓って言うよ。どんな事が起こっていたか知らなかった。
もし知っていたら違った展開になっていたはずだ。
 マイケルは何も知らなかったけれど、その間にリズなどは事の成り行きを心配していた。
 マイケル側は、"何もおかしな事は無かった" と言う少年を2人引っ張り出した。マイケルが隠さなくてはならない事なんて無いという証明だったのだが、そういう良いニュースよりも暴露記事の方がニュースとして面白かった。
 "30代半ばの男性が子供と寝て何をするというのだろう?"。
 マイケルはこの話を聞いた時、声を張り上げた。「バカげているよ、何があったというんだ!」。
 マイケルは急に心配し始めた。

 ひどい状態になっている事を電話で注意したのはリズだった。「大変な事になっているのよ。知っているの? 何て聞いているの?」。
 細かい事は何も知らないと答えると、リズはうんざりするような話を始めた。それを聞いたマイケルは取り乱し激怒した。
 関係者は、
 「彼はホテルの部屋をめちゃめちゃにして吐いたんだ。"僕を見て… ビリー・ホリディのダイアナみたいだろ" といたずらっぽく笑ったりし、ちょっと妄想的だった。
 それから自分のアイラインで壁に変なものを書き始め、自分の無実を叫びながらそこら中に名前を書いたんだ。僕らは、彼が自殺するんじゃないかと心配した。まるで悪魔に憑りつかれてるようだったからね。」

 今、マイケルはこう語っている。
MJ その時の事で憶えているのは、本当に興奮してしまったという事だけなんだ。
そうならない人がいるのに、全部が嘘なのに。
 彼の声がだんだんと小さくなっていった。

 心配し眠れなくなり、だんだんとマイケルは、夏の初めに行なわれた頭皮の手術の時の渡された鎮痛剤を規定以上に飲むようになっていった。
 9月の終わりに、リズに電話をして助けを求めている。
 「消えてしまいたい…」。
 彼は、昼なのか夜なのかさえ判らなくなっていて、クスリによる幻覚症状が表われていた。
 「ずっと自殺を考えていたけれど実行は出来ない…」 とリズに語った。
 リズは、マイケルを冷静にさせようと努めた。
 「良い状態だと言えないことは確かね、頑張らなくちゃダメよ。自信を持って、でも何か行動を起こさなくてはね。」
 「リズ、僕は何か間違った事をしたんだろうか。」
 「マイケル、どんなにひどく思えても、正しければいつかは解き放たれるのよ。」
 リズの気持ちが彼の心をほぐした。
 彼女は、流れている噂をそのまま話し、彼の目を醒まさせようとしたのだ。
 「リズ… 溺れてしまいそうだ、どうして良いのか判らない、もう僕は終わりだ。リズ助けて…助けて、僕はもうおしまいだ。」
 「告発するのよマイケル。」
 伝わってきたところによると、リズがそう言ったそうだ。
 「そしたらリズ、あなたがやってよ、いい?」

 マイケルは当時を振り返って語っている。
MJ 彼女は親友だ。
遠くに離れていても僕のために色々してくれる信頼できる人だよ。
 リズは、マイケル側の人が作戦を練るのに自分の家を提供した。
 そんな中で彼女は 『守りの女王』 となっていった。
 10月24日、マイケルのツアーはメキシコに辿り着いたが、リズはマイケルが抱えている当面の問題はクスリだと思っていた。
MJ 彼女は僕の身体を心配してくれていたんだ。
僕の守護天使みたいだ。
 リズは、マイケルにどこかでリハビリを受けさせたかった。
 そうしているうちにロス市警は、マイケルの罹りつけの形成外科から記録を見つけ出した。
 それを知った時マイケルは、小さな椅子を投げて叫んだ。「どうしてそんな事をするんだ! ここにはプライバシーというものが無いのか!」
 そう言った事はマイケルも認めている。
MJ 本当だよ。
警察がしたいと思ったら何でも出来るなんて、間違ってると思う。犯罪者として告発される事なんて無いんだから… そんな風にするのは間違ってるしフェアじゃない。
やられてみたら気持ちが解ると思うよ…。試してみたら…。

 リズは電話でマイケルと話した後、メキシコシティーでマイケルに会ったが、リズの目にはマイケルが全くの無気力であるように見えた。
 彼はクスリのせいで何も出来なかった。
 リズは周りの人に、
 「マイケルは何の重要な決定も出来ないじゃないの! 彼を見てみなさいよ! どうするつもり?」。


 '93年11月5日 メキシコ・ハードロックカフェにて。(リズ到着4日前)
 心身の究極の苦しみをファン達に微塵も感じさせることのない “いつものマイケル”。

 リズは、マイケルの弁護団に自分の弁護士を加えたかったが、ジョニー・コクランを加える事に賛成した。彼が加わってからこの事件は早くケリをつけようという事になった。
 コクランはどうにかして終わりにしなければならなくなり、マイケルが裁判に出ない事も、ここメキシコシティーで決定した。
 マイケルが平静な時に、コクランは別の話をした。「これ以上の問題を加えたくは無いのですが、6年間裁判を延期して乗り越えませんか?」
 マイケルは、「何を言ってるんだ? 延ばしたくなんかないよ。」と言い…
 コクランは、バート・フィールズが提案したこの延期作戦を説明したが、マイケルの気持ちはそれほど動かされなかった。
 「ダメだね、僕はそんな事したくない。僕に罪は無いんだ。皆が僕を有罪と決めつけて危険人物だと思ってるんだ。」

 '93年11月12日、ついにマイケルは鎮痛剤中毒であることを認めてツアーを中止し、雲隠れした。
 ナイチンゲール病院に入るまでロンドンのエルトン・ジョンの家にいた。
 エルトン・ジョンは次のように語っている。
 「マイケルは傷つきやすく、もろかった。噂のせいじゃなく本質的に問題を持っていると思うんだ。ゾンビみたいだったよ。」

 そのリハビリの事に話が及ぶと、マイケルは 「話したくない」 と鋭い口調になった。
MJ 本当に辛くて思い出したくもないんだ。

 病院にいる間にマイケルは、『告発人が彼の性器を供述し、当局が彼を裸にして捜査したがっている』 と聞いて本当に打ちのめされ、すすり泣いていた。
 「これで終わりだ、もうおしまいだ。僕は無実なのにそんな事はどうでも良いんだ。僕は何もしていないのに、神に誓ってしていないのに投獄されるんだ。無実なんて誰も気にもしないんだ。」
 彼が自分を見失っていたのは明らかだった。
 リズに、全ての希望が無くなったと電話し泣いていた。
 「もう僕はおしまいだ、もう生きていたくない… 死にたい…。」
 彼には24時間体制で見張りがつけられた。
 「本当に自殺するんじゃないかと心配していたのよ」 とリズは語っている。
 「もう、自殺なんて思わないよ… 母のことを想ったら絶対にそんなこと出来ないよ。」

 マイケルは、ツアー中に起きたスキャンダルが吹き荒れるロスに戻ったすぐ後、12月10日に警察に裸にされ調べられた。
 そしてマイケルは12月22日、ネバーランドから自分の無実を訴えて4分間にわたるTV放送を流した。


 放送の始まる前の様子を見ていた人によると、マイケルは 「あっ、忘れ物をした」 と言い、戻って来たら付け睫毛をしていた。誰かが 「性的虐待疑惑を振り払おうという時に付け睫毛は良くないんじゃないか」 と言うと、マイケルはこう応えた。「このままで良いんだ、この方が映りが良いと思うんだ。」

 マイケルの性器と提出された供述とは一致していなかった。
MJ 悪夢だよ。毎日恐ろしくて眠れない日が続いたんだ。
思い出したくないなんてものじゃないよ。悪夢以上の悪夢だった。

 関係者は、発表されていない事もあると語っている。
 「警察が写真を撮った事はみんな知っているが、供述と違っていたのだから写真は全部違っていたという事は誰も知らないんだ。写真はまだ戻って来ていない。貸金庫にあって判事だけがその鍵を持っているんだ。」

 その取り調べが行なわれている頃、マイケルの姉ラトーヤが(夫ジャック・ゴードンに言わせるところによる)『ラトーヤだけが知っている話』 をばら撒いた。
 5万ドルで秘密を少しほのめかし、10万ドルでもう少し、50万ドルで全てを語った後、イスラエルで会見に応じた。
 未だにマイケルはラトーヤの裏切りを忘れてはいない。(※現在和解済み)
MJ あの時はとても悲しかった。でも彼女は姉だし…
それに今回のことでは誰も憎んだりしたくないって誓ったんだ。少し可哀想な人たちだとも思うんだ。
そう、ラトーヤのことも可哀想だと思ってる…。

 '94年1月25日、マイケルは2,000万ドルの和解に応じて今回の事件を終わりにする決心をし、マイケルから弁護士に切り出した。
 「いくらかかろうと構わないよ。こんな状態はもううんざりだ。有罪と同じだよ!」。
 弁護士は、「でもマイケル… 和解に応じたら有罪と思われるんじゃなりませんか?」
 「それが何だって言うの?! どうせもうみんな僕が有罪だと思ってるんだ… 人がどう思おうと構わないよ、1人を除いてね。 …あの子を僕の悪夢から連れ出してくれ…。
 打ち倒されたわけじゃないんだ。神様がいるから僕は強くいられるんだ。僕の神への気持ちはとても強いんだ。」

 関係者のこんな証言もある。
 「公にはなっていないけど、この少年は事件の起きる前にシナリオを書いていて、それは “子供が有名人をものすごい罪で告発したらどうなるか” というものだった。よく似てると思わないかい?」。

 そして和解金は毎年35万ドルずつ40年間にわたって支払われるが、この金額はマイケルが1年間にオモチャ屋で使う金額よりも多い。
 「大したことは無いさ」と、マイケルはトランプ夫妻に言っている。
 この和解は秘密裏に行なわれたけれど、ほんの少しでもマイケルがお金を支払った事が公になれば、世間はマイケルは有罪なんだと信じるようになるだろう。果たして弁護士が和解の成立を公表すると、マスコミは 『マイケルは有罪なのだろう』 と結論を下した。
 マイケルは今でも無罪だと語っている。
MJ 誰でも同じ目に遭ったら "終わりに出来るのなら何でもする" っていう気持ちが解るはずさ。
記録を作って、歌い、またパフォーマンスしたいんだ。
僕はファンに絶大な信頼を置いてるって伝えてよ。彼らはいつもステージやスタジオでの僕を観てくれて認めてくれるんだ。ファンとの関係は長い間かけて築き上げたものなんだ。今回の悪夢が僕のキャリアに傷をつけるだなんて思わないよ。ファンの子たちだってきっと解ってくれると思うよ。
確かにお金は支払ったけど、それが何だっていうの? 僕は無実なんだよ。間違った事はしていないんだ。
 和解に応じたのは間違いだと考えている人もいる。
 「自分だったら和解に応じない。潔白を証明するのに一生かかっても気にしない。マイケルは解っていないんだ。」
と、エルトン・ジョンは言っている。
MJ 思うに彼は、それが実際どういう事だか解っていないんだ。誰も解っちゃいないけど…
僕と同じ目に遭ってもみないで、同じ日々・同じ夜を過ごしてもみないで、ああだこうだ言うのはやめてくれよ。

 そうこうしているうちに、刑事訴訟も起訴されないこととなった。
MJ 僕に罪が無いからだよ。
どうして僕が進もうとするのをみんな邪魔したがるんだろう…
これで本当に終わりになることを願っているよ。もう解放されても良いだろう? もう歩き始めているんだ。
他人の人生をめちゃめちゃにしたり、打ち倒したり出来ないんだ。これからだって打ち倒されたりしない。神への気持ちの強さが僕の強さなんだ。こんな事ぐらいで立ち止まったりしない。

 そしてある関係者にマイケルは語った。
 「この1年、解らないこともあったけど、まだ僕は基本的にみんな善い人だと信じてるんだ。信じようとしてるのかもしれないけど…。そりゃあ前と全く同じ気持ちでいることは難しいけどね。
 お祈りを沢山しているんだ。他に出来ることは無いもの…。」
 その関係者が冗談半分に、「もう子供がいなくてもやっていけるんだね」と言ったが、マイケルの返事は無かった。

・・・END・・・


マイケルがこのようなタブロイド誌に自ら登場した理由に関しては、
別ページ 【 マスメディアへの 『アクセス権』 】 を参照なさってみて下さい。

UPDATE - '07.06.15