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UPDATE - '14.4.29
【 MJ in ディズニーランド・パリ '95 】
( '95.12.17~22 )
( VOL.83, 84,86 / Feb , Mar ,May 1996 )
これは'95年12月、NYへ行き コンサートを観るどころか入退院に遭遇し、心配を抱えたままオランダに帰国したファンの体験談です。
NEWSページからも、この体験レポートと同時期のニュースを折り混ぜてお届けします。
NYの旅から戻ってすぐ私たちは、マイケルが健康快復のため パリのディズニーランドにいると聞きました。
NYではいろいろ大変だったので、健康なマイケルをひと目見たいと思った私たちは、パリまで行くことに決めました。
マイケルの部屋は 正面中央の向こう側(ランド側)の最上階
このバルコニーは "ヨーロッパでの定位置" の1つ
'95年12月6日、NYのビーコン・シアターでリハーサル中に倒れたマイケルだが(※)、<中略> 退院後、ディズニーランド・パリのホテルの “眠れる森の美女のスイートルーム” に静養のために滞在。
(※倒れた詳細は、REPORT-2内 "マイケル倒れる!!! - HBO '95 " を参照)
スイートルームの入口にかかっているプレート
部屋の平面図
幾夜も "眠れる森のマイケル" になったベッド
'95年12月20日、私たちはパリに着き ホテルを予約すると、すぐにマイケルを捜し始めました。 マイケルはもちろん、いつものディズニーホテル 『眠れる森の美女』 のスイートルームに泊まっていました。
その日はまだディズニーホテルの中にいたのは私たちだけで、他のファンは外のマイケルのバルコニーの下で待っていました。
マイケルのいる階にはもちろん行けなかったので、私たちはマイケルの下の階にいることにしました。 ホテルの造りのせいでマイケルのいる階をよく見ることが出来たのです。
少しして、私たちはマイケルのボディガードを見つけました。
私たちは彼にマイケル宛の手紙を渡し、少し話をしました。 彼が言うには、マイケルはすぐにここを去るとの事です。
彼はマイケルのところへ戻り、私たちもまた元の場所に戻りました。
数分後、マイケルの部屋のドアが開き、マイケルが出て来ました。
私たちはマイケルに手を振り、彼はこちらに指を差してくれました。
マイケルがどこへ行くのか判らなかったので、私たちはその場で彼が戻ってくるのを待つことにしました。
12月に退院後、ディズニーランド・パリのホテルに行ったことは先月号で伝えましたが、その続報です。
クリスマスにディズニーランドのパレードに参加したマイケルは、園内に設けられた特設会場でトナカイの着ぐるみ3頭とプレゼントで飾られたパレードカーの椅子に座り、BGMで流れた "You Are Not Alone" にリズムを取ったり、立ち上がって入園客に両手でVサインや にぎにぎのバイバイ等をしてみせてくれました。
また、沢山の子供たちとともに手を振って写真撮影にも応じ、楽しい時を過ごしたようでした。
イベント宣伝用に作成された 『HIStory』ジャケのミッキー版アートワーク
(イベントは12月19日,20日の2日間)
そしてまた、ヨーロッパのTV音楽番組 『TOP OF THE POPS』 は、マイケルからのクリスマス&新年のメッセージをクリスマスの日に放映しましたが、その日 いつもの赤いシャツを着たマイケルは、ファンの応援・支援に感謝して
「I with very happy Xmas and peace for New Year.」
と、笑顔でメッセージを送りました。
その間、私たちは手紙やクリスマスカードを書いていましたが、ふと顔を上げると、マイケルが手すりのところに立ち 私たちに手を振っているではありませんか!
マイケルは、私たちが彼を見つけるより先に 私たちを見ていたのです。
その後、私たちは他のファンと一緒になりました。
マイケルのバルコニーのある一角を観るためにはディズニーランドのチケットを買わなくてはなりませんでしたが、その価値は充分にありました。
日曜日(17日)からそこにいたフランスのファン達は、マイケルが毎日バルコニーに姿を現すと言っていました。
その時も、マイケルは子供たち(フランクやエディ =カシオ兄弟)とバルコニーに出てきて、ファン達がマイケルを元気づけようとしているのを見て楽しんでいるようでした。
その場は人々でいっぱいになり、マイケルは止めることが出来ず、手を振ったり 物を投げたりしてくれました。
NYにいる時よりもずいぶん良くなっているようでした。
ファン達を逆にカメラで撮り返しちゃうぐらい元気回復
次の日(21日)、私たちはマイケルにプレゼントを作りました。
その時には既にホテルにもファンは沢山いたのですが、私たちはボディガードに、マイケルにプレゼントを見せても良いかと頼みました。 そうすれば私たちはマイケルがプレゼントを見た時の表情を見ることが出来るからです。
ボディガードは、マイケルに訊いてくるから待つようにと言いました。 しかし残念なことに、ファンは私たちも含めて全員セキュリティーによって外に出されてしまい、その後 ボディガードと話すことは出来ませんでした。
私たちは、バルコニーから手を振るマイケルを観ようと外に出ました。
この時だけはマイケルは起きたばかりだったらしく 少ししか外に出ませんでしたが、珍しい物を投げてくれました。
野球のボールです。
フットボールも投下
しばらくして、また私たちはホテルに入ろうと試みましたが、マイケルはホテル内にあるディズニーストアにいるらしく、通路は両側ともセキュリティーの人によって固められていました。
私たちは、マイケルが使うエレベーターから3mの所にいました。
マイケルが子供たちと買物を終えて戻ってきました。 エレベーターに乗る前、マイケルは私の友人がマイケル宛の手紙を持っているのを見て 立ち止まり、ボディガードに言いました。
「フレヤだよ。 手紙をもらって来て」
その間、マイケルは彼女を見つめていました。 サングラス無しに!
その時はもうとても遅い時間だったので、私たちは満足してホテルに戻りました。
夜も更けたバルコニーからの視界 - 正面&左&右
バルコニーのすぐそばに佇むピアノ
次の日(22日)、マイケルのホテルに行くと マイケルはもう去った後でした。 残念だけど…。
でも この2日間は、本当に素晴らしい時でした。 この目でマイケルがもう大丈夫という事が見届けられたし…。
私たちは、フランスのファン達 (とても善い人たちで 今後マイケルがパリのディズニーランドに来たらすぐに知らせてくれると約束してくれた) と住所や電話番号を教え合い、クリスマスを家族と過ごすためにそれぞれの家に戻ったのでした。
マイケルがホテルに書き残したメッセージ
"My Home Always Believe in Magic"