【 Michael - Fan のホットライン 】
Michael Jackson Simulchat - 95.8.17
< インターネットで対話されたマイケルとの一問一答のすべて >
( VOL.79 / Oct 1995 )

 '95年8月17日夜、マイケルはインターネットを通じて世界中のファンと語り合った。
 コンピュサーブ等 3つの商業パソコン通信を接続、初めてファンとコンピュータ画面上での対話を試み、参加したファンを感激させた。
 このやり取りは、NYのタイムズ・スクエアにある大スクリーンや、音楽専門局MTVで流された。


 イベントは、マンハッタンの中ほどにある 『The Museum Of Television & Radio』 の会議室で行なわれた。
 マイケルは、会議室の長いテーブルのところに座っていた。そのテーブルは、それぞれダイヤルインしてあるラップトップ(※現在でいうノート型パソコンの前身)を前にした 色々なオンラインサービスの代表者にぐるりと囲まれていた。
 質問は、順番にそれぞれのサービスから選ばれ、マイケルが質問に答えるとタイピストがすごい速さで入力していった。時々マイケルはとても早く話したので、タイピストが必死になる場面もあった。
 マイケルは、その部屋にいた全ての人と同様、本当にこのイベントを楽しんでいた。

 ここにある記録は、各社がそれぞれ出来るだけ正確に残した記録を集めたものです。


準備待ち中?

―― … ファン   MJ … マイケル

―― いつ、どんな風にしてムーンウォークを習ったの? と~ってもカッコイイと思うんだけど。
MJ と~ってもありがとう。
僕は、身体を使った錯覚のようなダンスが大好きなんだ。あれは、1人でいくら練習しても出来ないような新しいステップだよ。
マルセル・マルソーも好きなんだけど、僕が練習するステップの殆んどは心の底から出てくるものなんだ。
いろいろなステップは、黒人社会から生まれたものだよ。タップダンスからケークウォーク、チャールストンまでね。そういったダンスは全て、黒人社会で生まれて世界中へ拡がっていったんだ。


―― 同じようにプレスに悪いことを書かれている人にアドバイスを。
MJ そんなことは気にしない事だよ。もっと強くなって前進しなくちゃ。
僕に言える最高のアドバイスは、自分自身を信じて明日があるんだって思う事。胸を張って、くだらないことには耳を貸さないんだ… そんなことを言うのは無知を晒しているようなものなんだからね。

―― ああいった悪いプレッシャーの後で、どうやったら最高の仕事が出来るの?
奥さんが励ましてくれたというのは事実? それとも、そんなにあなたが素晴らしいままでいられるのには、何か別の理由でもあるの?
MJ プレスは有名人や僕のことをいろいろ書くけど、僕は前進するよ。そんなこといちいち気にしない。
― くだらないよ。
僕には夢があるし、それを追いかけているんだ。そんなものは撥ね返せるよ。僕の身体の周りにはヨロイがあるみたいだ。サイみたいにね。
僕は、自分の成すべき事をするためにここにいる。

―― もし、バットマンやスーパーマンのようなスーパーヒーローになれるとしたら、何になりたい?
またその理由は?
MJ 僕は、バットマンがすごく好きなんだ。
けど1つ選ぶとしたら、X-menのモーフかな。彼は何にでもなれる。いつでも変身できるんだよ。
彼はテレポート(瞬間移動)も出来たんじゃないかな。テレポートにはとても興味があって、考えるとワクワクしちゃうよ。
他のヒーローよりも一般ウケしてはいないけど、だから面白いんだ。
(※アニメオリジナルのキャラ。 マイケルは原作コミックではなくアニメで観てバッドマンを楽しんでいた模様。 コミックでは、モーフは後年になって逆採用された)

―― アメリカでツアーする予定はある?
MJ はっきりとはしていないんだ。臨機応変っていうか、流れのようなものかな。
(実現したら)素敵なことではあるけど、まだ何も決まってないんだよ。

―― ニューアルバムの出来は期待どおりだった?
MJ もちろん、とっても良く出来ていたんで興奮したよ。
僕のキャリアの中では一番早く売れ出したアルバムだよ。マスコミが何を言おうが、最初の週で全世界で700万枚売れたんだ。前代未聞のことだよ。

―― 新しいCDの中で何が好き?
MJ 多分 "Earth Song" , "Stranger Moscow" , "Little Susie" とか ―
心のこもった歌が好きなんだ。



―― 3Tのアルバムは、いつ買えるの?
MJ クリスマスには出ると思う。とってもうまく行ってるよ。

―― リサ・マリーとの結婚はどう? 生活が変わった?
MJ 家族というものの本当の意味・愛というものの本当の意味も学んで、前よりもっと楽しくなった。
いつでも100%自分を与えて、お互いに我慢もするんだ。
今のところ、とっても楽しいよ。

'94年5月26日 ドミニカ共和国で極秘挙式
「けっこう普通にデートしてたのに、何故か誰もそれと気づかなかったんだ」

―― ファンに取り囲まれないで歩けたら、って思うことはある?
MJ だからいつも変装するんだ。
だからモーフになって、場所を変えて生活を楽しめたらって思うんだ。是非そうしたいね。

―― あなたの声はとっても素晴らしいわ。
誰の音楽にいちばん影響を受けた?
MJ どうもありがとう。
本当のところ、僕が最初に良いと思った音楽は、幼稚園の頃に聴いたクラシックなんだ。
毎日チャイコフスキーを聴いていたよ。リチャード・ロジャース&オスカー・ハマースタイン、他にもたくさん。みんな偉大だよね。
ショウになるような曲が好きだな。



―― ダイアン・ソウヤーのインタビュー(※同年6月14日の米ABC "Prime Time"。LAのソニー・ピクチャー・スタジオにて収録)の中で、引っ越すことを言っていたけど、それは将来の予定?
MJ うん、そうだよ。

―― 世界中を旅した中で、どこが一番好き? それで、どこに行きたい?
MJ 好きなのは、南米とアフリカ。文化とか子供とか、とっても興味があるんだ。
必ずまた行って、もっと色々なことを見て、もっと沢山の人を助けたい。

―― 今までリリースした中で、どの曲が好き?
ゲーム "MOONWALKER" にも出てきたペットのバブルス君は、まだいるの?
MJ 1曲挙げるとしたら… すごく難しいな。
多分 "Ben", "Got To Be There", "Heal the World" かな、昔の曲の1つだけど…。
バブルスはまだ元気で、相変わらず僕のペットだよ。
前より大きくなって食いしん坊なんだ。ピザとかアイスクリームとか… スナックが好きでね。(笑)

―― 今まで沢山のことをしてきた訳だけど、これから先、何かしたいことはある?
MJ 僕は映画が好きで、映画を作るのが僕の夢なんだ。
演じたり歌うだけじゃなく、プロデュースもしたいんだ。アニメーションも好きだよ。

―― オプラ・ウィンフリーのインタビュー(※93年2月24日、自宅ネバーランドで収録)の中で、いつか子供を育てたいって言ってたけど、予定はあるの?
MJ Yes,それは長い間の夢なんだ。
自分自身の子供と、養子も欲しいんだ。自分の子供だけじゃなく世界中の子供を育てたい。そういうことに関しては国境なんて無くなるべきだと思う。

―― 妹のジャネットと "Scream" で一緒に仕事をした時はどんなだった?
それから、奥さんのリサ・マリーとの時("You Are Not Alone")はどうだった?
P.S. 世界中を駆け巡るいろいろな噂に耳を貸さないで2人ともお幸せに。
MJ 良い質問だね。
プレスは、本を売買したりコラムを読んでほしくて、有り得ない話をでっち上げるんだ。
だから、本で読んだりTVで観たことをそのまま信じちゃいけないんだ。殆んどが嘘なんだからね。くだらないデマなんだ。メディアなんてそんなものなんだって皆が気づいてくれると良いんだけど。
妹と一緒に仕事をして、とっても楽しかったよ。
彼女とはたまにしか会っていなかったんだ。彼女も忙しいし僕もそうだからね。だから、毎日セットで一緒に仕事をした時は "再会" っていう感じだった。家族の中ではジャネットと仲良しだから、セットでは感激しちゃった。お互いにプレゼントし合ったりもしてね。



でも時々、でっち上げられた馬鹿らしい作り話に傷つき落ち込んで僕のところへ来るんだよ。そんな時は、「出ちゃった物は仕方ないんだから元気出さなくちゃ」 って励ますんだ。
そういった(作り話をされる側はとても傷つく)事を、世間の人に知ってもらいたいよ。



それから、リサとの仕事も楽しかったよ。彼女も乗り気だったんだ。でもディレクターが 「アクション!」 って言うと、彼女すごく恥ずかしがっちゃってね。
僕はとっても楽しかったんだけど、彼女にはちょっと大変だったかもね。



―― "Beat It" は、どういう風にして出来たの?
MJ アルバム "Thriller" 製作時に、クインシー・ジョーンズから 「ロックしてる曲を」 って言われて創り上げたんだよ。その日のうちにレコーディング・スタジオに行って、それを歌い出したんだ。
あれはそうやって出来たけど、1曲ごとに出来方は違うんだよ。
"Beat It" が出来ていく過程は、本当に早かったんだ。驚きだよ。
あの曲の中で僕が描いたのはギャングの対立だけど、そういった人たちが実際にしている事をそのまんまにはしたくなかった。僕が描いたのは、戦いをせず、臆病者と言われようとも(力で)反発しないでいるっていう事なんだ。



―― 私も大家族の出身なんだけど、お姉さんのラトーヤがあなたに恨みを持っているように思えるのは辛いことじゃない?
あなたはいつも小さなゴシップを撒かれ、皆はそれを楽しんでいるようだけど、私はいつもあなたを応援しています。
MJ どうもありがとう。愛しているよ。
本当にありがとう。

―― 次のアルバムは、いつ出るの?
MJ 判らないな。今回が最後のアルバムになるかもしれない。
いつも音楽を創ってはいるけど、アルバムとなると判らないな。

―― どうやって音楽の世界に入っていったの?
MJ 哲学的な話になると思う。
僕は、音楽やダンスのレッスンを家で受けたことは無いんだよ。いつでも歌っている家族だったんだ。TVを観て、自分たちでやって楽しんだりしていた。家具を全部リビングの外に出して、ダンスをしたんだ。
あなたも、たくさんの贈り物を抱えて産まれ、それを使っていると思うよ。それって僕がいつも感じている事なんだけど…
僕は、とっても幼い頃から音楽を創っていたのを憶えてる。幼かったある日、外は雨で僕らは歌を創っていたのを憶えてるよ。ジャネットと僕は、お皿を洗ったり掃除をしながら音楽を創るゲームをしていたよ。殆んどの幼い子供ってそんなことやらないと思う。
これって僕らの運命なんだ。

―― ビデオ(※ショートフィルム)のアイデアは、みんなあなたが出すの?
MJ 殆んどは僕が出した。構想の殆んどは僕のオリジナルだよ。
"Thriller" を創ってみて、ああ自分はショートフィルムをやりたかったんだなって解ったんだ。
普通の男の子がデートに出掛けて、彼女に 「自分は普通と違うんだ」 って告白する―。 僕は、何か違ったものに変身したかった。
面白かったよ。あのビデオを創っている時は楽しかったな。



"Beat It" は、また別の構想なんだ。2つのギャングの対立、"ウエストサイド・ストーリー" のような…。
僕は本物のギャングが欲しかった。リアルを再現したかったんだ。そしてそれは、僕の頭に浮かんだ事なんだ。(※LAを拠点とする本物のギャング50名出演)

―― 今までしてきた事の中で、いちばん誇りに思っている事は何?
MJ 1つは… 難しい質問だな。
僕は女性じゃないけど子供のことに関心があってそんな曲も創るわけだけど、気に入っていることと言ったら "We Are The World"。
これは、今までしてきた事の中でも気に入っている事だよ。たくさんの人と触れ合えた。決して忘れない。
車で走っている時、「ラジオをつけてごらんなさい」 って秘書から言われたんだ。世界中のどこのラジオ局からもその時同じ曲が流れていたんだ。(※'85年4月5日、世界中の8000のラジオ局にて同時に "We Are The World" の曲が流された)
とっても嬉しくて涙が出てきたよ。

―― 昔のようなダンスをしているビデオは、いつ観せてもらえるの? 
"Thriller" や "Moonwalker" のようなミニムービーも。
MJ 僕もそういうのは好きだよ。昔のようなものもやりたいよ。
"ショートフィルム" って呼ばれているものは、僕の好きなものだよ。単に "ビデオ" っていうだけじゃなく、短い物語になっているんだ。始まりがあって終わりのある…。
創るのには、時に4~7ケ月ぐらいかかるんだ。それが問題にもなるんだけど。時々、昔のようなものを創ろうと思うんだ。夢の原点だからね。



― ちょっとお知らせしたいんだけど、いま甥っ子たち(※多分3T)が入って来たんだけど、ここにいて見ていたいんだって。 <甥っ子たちが入って来る>

―― いろいろな所の文化に興味があると思うけど、北の方のことは勉強した事はある?
私はアラスカのエスキモーの所にいて、ここでの生活はそちらとはだいぶ違うけど、もし来ることがあったらみんな刺激を受けると思うわ。
インスピレーションを受けるために旅したりする?
MJ そうだね。僕は旅をするといろいろ感じるところがあるんだけど、アラスカもいつかは行かないとね。空から見たことならあるんだ。
それに、旅行は大好きさ。いつか必ず行きたいね。招待してくれる?

―― "Childhood" という曲の中で、子供時代の楽しみなんて全然知らないって言ってるけど、最も足りないと思うものは何?
MJ 多分、ほんとに小さな、ささいな事だと思うよ。
友達を作るとか、公園に行ったりハロウィンやクリスマスや誕生日や、普通の子供が普通にする事だと思う。
僕たち兄弟が幼かった時は、そういった経験を何ひとつ持てなかったんだ。そうした事は話としては知ってはいたけどね。普通の子供たちはごく当たり前に叶えられた事…。
まだ自分の誕生日を祝ったことが無いんだよ。多分いつかはすると思うけど。

―― アルバム "HIStory" は、今までで一番だと思う。
とっても気に入ってるけど、ビデオを発売する予定は無いの?
MJ どうもありがとう、とっても頑張ったんだ。
クリスマスに、今までのショートフィルムを1本にまとめたビデオを発売しようと思ってる。"Scream" や他の曲も入れる予定だよ。

―― アルバム "HIStory" の中で好きな曲は何?
リサ・マリーとジャネットによろしく。
MJ 君が誰だか判った!(室内笑)
好きなのは、多分 "Childhood" と "Earth Song" かな。
質問をありがとう。君とも会いたいね。親戚にも伝えておくよ。

―― 大きな会場ではなく、観客が近い 小さな所でパフォーマンスしたいと思ったことはあるの?
MJ あるよ。世界中の観衆に手が届くような所でやるのが本物のパフォーマーだと思う。小さなグループと直接接したら、マジックのようなものが生まれると思うんだ。
そんなような計画はあるんだよ。クリスマスにHBOスペシャル番組をする予定なんだ。
何か出来ると思うよ。未だやったことのない事でね。
(※'95年12月6日 リハーサル中に倒れ緊急入院、一時はかなり重篤な状態に陥った。当面の安静を要したため番組は中止)
(写真は倒れる2日前=12月4日、NYのビーコン・シアトルでの公開リハ。マルセル・マルソー氏と)

―― 今朝のイギリスのプレスの話なんだけど、あなた達が多分すぐに別れるっていうんだけど、本当?
MJ くだらない。デマに惑わされないで。時間とお金を無駄にしないで。
そんな話は本当のことじゃないよ。僕の口から出たのを聞いた時に信じて。

―― 人間の口から出た音(※いわゆるボイス・パーカッション/ヒューマン・ビートボックス等と呼ぶもの)を、どうやって "Who Is It" や "Tabloid Junkie" のような音楽に創っていくの?
MJ それは、口から出す音をビートにするんだよ。
何度もサンプルを創っていくんだ。それが基になっていく。それがリズムなんだ。
小さな頃から全ての曲でそうしてきた。


天才が語るその手法の解説というものは たいてい解りづらい

―― あなたの事も、あなたの音楽も大好きよ。
メディアがいろいろ言うけど、そんな時でもどうしたら進んで行けるの?
MJ どうもありがとう。仕事を評価してもらって嬉しいよ。
僕は、自分の仕事を信じている。自分の夢に自信を持っているんだ。良いアイデアが浮かんだ時には強い意志で突き進んでいくだけさ。
メディアが何かの話をでっち上げたとしたって、それはたくさん売り上げたいからに過ぎない。
名前を売ろうとなんてしていないし、自分のことをキリストだとも言っていない。プレスがそんなことを言うのなんて聞きたくもないよ。
嫌なのは、何も知らない人たちがプレスのせいでそれを信じてしまう事。それって誰にでも起こり得る事なんだよ。

―― 生きている人でも亡くなっている人でも、誰かに会えて1時間話せるとしたら、誰に会いたい?
またそれは何故?
MJ 多分ミケランジェロだろうな。
驚異的な芸術家だし、僕は芸術というものを愛しているからね。
彼は、作品制作にかかる探究心から当時違法だった遺体解剖までやったりで非難されていたけど、彼が何を言わんとし 何をやろうとしていたか、僕には理解できると思うんだ。
ひざを詰めて話をしてみたいな。

制作当初より 「スキャンダラス」・「異教的」 として大批判を受けた 『最後の審判』


―― 親友は誰?
MJ 親友― いつも言っていることだけど、世界中の子供たちさ。
子供っていうのは、その人本人・ありのままの自分や愛を欲しがるだけで、他には何も欲しがらない。だから子供が大好きなんだ。

―― どうしてそんなにも子供たちのために頑張れるの?
あなたが子供たちにした事を考えてみると、本当に素晴らしいわ。子供たちが助けを必要としている時には本当に頑張ってる。
MJ うん、本当に子供たちやその将来のことを気にかけているんだ。将来のことを考えると少し恐ろしい気もする。
僕は、本当に本当に子供たちを愛しているし気にかけている。いつでも子供たちを救っていくと思う。
ツアーに出た時には、病院やもう長くない子供たちを訪ねている。
僕の牧場ネバーランドには、病気の末期の子供たちをたくさん招待しているんだ。数週間おきに。
本当に子供を愛していて気にしていたら、する事だと思う。



―― あなたが新しい本を書いているっていう噂(あなたがこの言葉を嫌っているのは知ってるけど)なんだけど、そうなの?
もしそうなら、どんな物なのか教えて。
MJ "Moonwalk" の後に書いた "Dancing the Dream" という本があって… これはオナシス夫人と書いた "Moonwalk" よりも、自分でたくさん書いた。ゴシップやスキャンダルも載ってないし、それまで誰かが書いたような噂話も載ってないから、あまり売れないと思う。でも僕の心から出た事なんだ。
そうしたエッセイや考え・ツアーに出ている時に考えた事なんかが載っているその他の本は、すぐにっていう予定は無いよ。
もし僕が感じている事を知りたいのであれば、アルバム "HIStory" を聴いて。それは音楽という本だから。

―― 今夜のイベントはどうですか? どうして今夜このイベントに参加するようになったの?
MJ うまく行ってるよ。(笑)
僕はファンを愛しているし、君たちと話がしたいから参加しているんだ。
これは信じられない科学だよね。驚いちゃうよ。僕らはここでパイオニアになれたと思うよ。


協力3社の1つ・アメリカオンラインにおいては、今回のイベントには 16,000名の加入者が参加、
実際にコンピュータ対話を受信した人は 30,000名にものぼった

友達に挨拶していい?
やあ、リサ・マリー、ポール・マッカートニー、ディズニー夫人、それにインディアナ州ゲイリーの友達… なんか良いジョークが思いつかないんだけど… 君たちみんな愛してるって伝えたい。
それに、世界中のファンのことも心から愛してるよ。どうか、あなた方が耳にするくだらない話に耳を貸さないで。

―― インターネットのような科学をどう思いますか? また社会への影響は?
MJ 素晴らしいよ。科学の発達は素晴らしいよ。
これは氷山の一角だよね。来年は来年でまた僕らは素晴らしい科学の発達を目にすることになるんだろうな。是非見たいよね。
そして、僕らが、誰も傷つけることなく世界の役に立ち続けていられるよう祈ってる。

―― MJJレーベルの他のグループと、どのくらい関わりを持っているの?
MJ とっても沢山だよ。
いつもその場にいるという訳じゃないけど、テープを聴いたり、電話で協力したり、アーティストを推薦したりね。
聴いたばかりの新しい3Tのアルバムは、大変な成功を収めると思うよ。信じてる。

LAのビル・ベラミーに挨拶していい? とっても良い人なんだ。
(※20日前に放映された特番 『MJ Changes HIStory』 のホスト役)
ありがとう、皆、おやすみ。また話そうね。Bye !!

< 部屋の中に拍手が起こり、マイケルは皆と握手してお礼を言い、出て行った。>

UPDATE - last '16.05.04 / 1st '07.12.04