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UPDATE - '08.06.01
【 MJとの対面 in プラハ '96 (2) - イタリアFanの場合 】
≡ Following Michael Jackson ≡
( VOL.94 / Apr 1997 )
"Scream Team" 8人のプラハでのマイケル遭遇体験記を、
同クラブ誌 『Scream』 より和訳でお届けします。
■9月4日(水)■
セキュリティーが、マイケルのいる9階のレストランに連れて行ってくれました。
「いい子にしてて。 泣いたり騒いだりしないように!」
と言いながら。
レストランでマイケルは、女性と3人の子供と一緒に座っていました。
ロレーナは、マイケルに近寄り握手をして
「ハーイ、マイク! ご機嫌いかが?」
と言いました。 でもマイケルは聞こえなかったらしく、天使のような声で言いました。
「How are you ?」
「元気よ。ありがとう!」
「以前にも君を見たよ」
とマイケルはプラカードを受け取りながら言いました。
「気に入った?」
「きれいだね。どこで見つけたの?」
「イタリアよ」
「イタリア人なの?」
と、隣の女性が訊いてきました。
「ええ、そうです」
「イタリアのどちら?」
彼女は知りたがりです。
「ミラノです。1人はフィレンツェから」
その間マイケルは、プレゼントを手に取って見ていました。
マイケルはとても親切で優しく、まるで友達に会っているかのようでした。
マイケルとの素敵な想い出を形に残すために、全員マイケルと写真を撮りました。
1階に戻ると、マイケルに逢わせてもらえなかった仲間たちが怒っていました。 でも皆だってどうする事も出来なかったのです。
とにかく、素晴らしい1日を締めくくる為、マクドナルドからテイクアウトした夕食を食べつつ1日目は過ぎていきました。
■9月5日(木)■
次の日、少なくともステファーノは昨日の恨みを晴らすことが出来ました。 マイケルが外出先から戻って来た時、彼はマイケルにプレゼントを手渡すことが出来たのです。
「ありがとう」
と、マイケルが応えました。
「僕たちイタリア人は、皆あなたが大好きだよ。 Heal the World and Save the Children!」
マイケルは彼を見て頷きました。
■9月6日(金)■
しかし翌日には、もっと素敵なことが起こりました。
朝の10時30分、また皆でマイケルに逢うことが出来たのです。
マイケルは電話中だったので10分ほどドアの外で待たされましたが、電話が終わるとマイケルは自らドアを開け、皆を中に入れてくれました。
あのマイケル・ジャクソンの部屋に入れるというのに、皆の目はドアのそばの、山のように盛られたお菓子とフルーツに釘づけでした。 皆、3日間というもの ロクに食べていなかったのです。
「これはあなたへのプレセントよ」
皆でマイケルにプレゼントを渡しました。
「ありがとう。素敵だね」
「マイケル、急いでるの?」
「え?」
「忙しいの?」
マイケルは耳の後ろに手を当て、何を言っているのか聞き取ろうとしてくれます。
「忙しいんですか?」
「ああ、うん、大統領に会わなきゃいけないんだ」
マイケルは次々に抱きしめて挨拶すると、エリカに
「いいヘアスタイルだね」
と声をかけました。 (ジャネットのような髪型にしていたのです)
そしてマイケルは皆にお別れの挨拶をしました。
私たちの仲間全員がマイケルに逢えたので、みんな大満足でした。
直後にマイケルは、チェコ大統領 ヴァーツラフ・ハヴェル氏に謁見