UPDATE - '06.10.17
【 ロサンゼルス漫遊記 】
≡ LA観光編 ≡
( VOL.8 / Feb 1989 )
マイケルが日本を離れ、淋しさに暮れるひまもなく
大あわてでロス行きの準備にかかってる自分達が信じられませんでした。
“もう一度会いたい! 見たい! 聴きたい! え~い行ってしまえ!”
と、勢い込んだまでは良かったけれど、
成田空港で約3時間遅れで待たされてしまうし、ロスに着いたら雨‥‥。
先が思いやられるわァ‥‥。
コンサート日まで、市内観光楽しもーっと!
■チャイニーズ・シアター■
私たちの泊まったホテルは、ハリウッドのチャイニーズ・シアターの近くでした。
ここは、スターの手形や星型のマークがある歩道で有名なところです。
あった!あった!
チャイニーズ・シアターの真ん前に、「MICHAEL JACKSON」見つけました。
■ナッツ・ベリー・ファーム■
ナッツ・ベリー・ファームという遊園地でも、マイケル!
イルカショーを観に入ったら、飼育係のお姉さんが
「マイケル・ジャクソンのムーンウォークをやってちょうだい!」
とイルカくんに言ってるじゃ~ないの!
ドバッと水面に立ったイルカ2匹がドルフィンキックで後ろに下がって行くんだもの! カワイイのねェv
■ディズニーランド■
何はさておき、とにかく『キャプテンEO』へ まっしぐら――!!
これって何度観てもドキッvとするからやめられないわァ~
ワクワクしながら待っている時のことでした。
マイケルのスタッフジャンパーを着ている若い白人の男の人が話しかけてきたのです。
「どこから来たの?」「日本です」
「オオサカ?」「トーキョーです」
なーんて普通の会話をしてたのですが‥‥
「明日、マイケルのコンサートへ行きますか?」
って訊いたらば、何も答えてくれない‥‥。英語通じてなかったのかしら?と思い、今度は
「あなたはマイケルのファンですか?」
って訊いてみた。
ちょっと間を置いて、そのおニイさんは、
「ヒズ・マイ・ボス!」。
‥‥ボス???‥‥!
ゲロゲロ! マ、マイケルのスタッフさんでしたかァ~
ラッキーと思い、ちゃっかり隣に座ってしまいました。
「マイケルってどこに居るんですか?」
って訊いてみたけど、“今どこに泊まってますか?”って受け取ってもられなくって、
「彼のホームタウンはエンシノで、そこには両親が居るよ!」
とあっさり言われちゃった。
そうこうしてる間に上映時間になってしまったので、これ以上話しかけては失礼だろうと思い、ハシャギながらおとなしく(?)観てました。
上映が終わりスクッと立ったスタッフのおニイさんは、くるりと振り返り
「明日のコンサートを楽しんでおいで!」
と言ってくれたのです。
ありがとサン★
■ユニバーサル・スタジオ■
ここユニバーサル・スタジオは、あの『ムーンウォーカー』に出てくる追っかけ坊やとおばあちゃんが乗ってるバスに乗って回るのです。
ガイドさんの説明にいきなりパニック!!
「ここが、マイケル・ジャクソンの映画ムーンウォーカーの撮影現場になったセットの街です」
‥‥やっぱし、ここで撮影したのね‥‥
映画で観るよりずっと狭く見えました。ここを走ってたのね‥‥。
■エンシノ邸■
今日は楽しいエンシノ旅行!
なんて、ご機嫌で出かけて行ったのでした。
「たしか、このへんよねェ‥‥」と、あやうく通り過ぎてしまうところでした。
‥‥「もっと デ――ッカイ門じゃない?」
‥‥「ここだァ‥‥」
ビデオとか写真とかで見覚えのある、たしかにこの門‥‥
思ったより普通だったせいか、アレッ?って感じでした。
写真を撮っていたら、防犯カメラに映る私たちを見ている 中のガードマンさんが
「何かご用ですか」
と何度も訊いてきました。
何も答えず、そのままパチパチ写真を撮っていると、いきなり門がガガァ~~と開いちゃった――!!
奥には「WELCOME」の文字が!!
ガードマンさんったら、Vサインでこちらに向かって歩いてくるのです。
「どちらから来たのですか? ホッカイドウ?」
「トーキョーです‥‥」
今日こそはぬかりなくと思い、
「今、マイケルはどこに居るの?」
と尋ねると、
「今日はコンサートのリハーサルの為、ここには居ません。でも今日ここに両親と兄妹全員が来てますヨ!」
なんて、訊きもしない事まで教えてくれた優しい方でした~。
それからもう1つ、彼はどこに住んでいるのかと訊くと、
「エンシノに住んでいるのは確かです(毎日ここに居るのではないというニュアンス)。サンタバーバラにも土地を持っていますが、そこには住んでいません。管理会社が管理しているのです」
と、その人は答えてくれたのです。
ずうずうしくも、この中へは入っちゃダメですか?との問いに、
「ここは個人の土地なので、入れるわけにはいかないんですヨー」
と丁寧にお断りを受け、やっぱしねェーと笑ってごまかした私たちでした。スイマセ~ン!