【 Michael Jackson talks to MTV '99 】
( OA : '99.12.14 )

( VOL.111 / Feb 2000 )
1999年12月14日、MTVのベストビデオで TV GUIDE誌と行なわれた
マイケルへのインタビューの抜粋が放映されました。



■Beat It■

"Beat It" を書いた時、何故だか自分でも解らないけど、内容は結果的にそうなったんだ。
2チームのギャング達がやって来る このショートフィルムの作りは簡潔で、説明の必要もないよね。
マクドナルドのCMを観ていて
 「ああ、このCMのカットとリズムが良いな。 このディレクターにやってもらいたいなぁ」
と思ったんだ。 それで、彼(ボブ・ジラルディ)に連絡したんだよ。


■偉大なビデオ制作■

僕は、ビデオは一貫性があって、あらゆる点で面白いものだと思うんだ。

■Thriller■

僕のアイデアとしては、最初に会話のあるショートフィルムを創りたかったという事なんだ。 ちゃんと起承転結のある話でね。 一作品を完璧に創り上げたかった。
そう、僕のソウルを盛り込んだミュージカル的なものを。


■ジョン・ランディス■

ジョン・ランディスと仕事をするのは好きだよ。
もうそりゃあいっぱい笑った。 僕たちはふざけてばかりだったんだ(笑)。
ジョンと仕事をするのは楽しいよ。
僕は水風船爆弾を彼に投げたりしてた。 それが僕のお決まりの洗礼で、どのビデオでも毎日多くのスタッフに投げてたんだ。
(笑いながら)面白いだろっ。


■ヴィンセント・プライス■

ラップの起源の一つだったと認識してるよ。 事実、僕はヴィンセント・プライスを11歳の子供の頃から知っていたんだからね。
彼は、素晴らしい仕事をしてくれたよ。
初めて会ったのはNBCスタジオだった。 彼は身の毛もよだつような声で、(指を差しながら)「こっちへおいで…」 と言ったんだ。
それで僕は泣き出したよ。 だって… 彼は真顔だったしさ。 そりゃもう怖かったんだから。

■ゾンビ■

ゾンビが僕たちの方に向かって来るシーンが好き。
それで彼女は、僕と一緒だから安全だと思ってる。 ボーイフレンドだしね。 そして僕へ振り返ると、僕はゾンビになっている!
僕たちは身を押したり引いたり。 ヒチコックの映画のような。 僕はその瞬間が好きなんだ。



最初の取り組みは、コミカルではないゾンビや怪物たちの動きについてだったと憶えてるよ。 それで、マイケル・ピータース(振付師)と部屋に入って、ゾンビがどんな動きをするかを一緒に想像してみたっけ。 確かこんな感じで(ダンスを真似て)。
僕たちは狂騒的な感じのものを創ったんだ。


■ビデオ創り■

創りたいんだ。 他とは何かが全く違う、前に進む革新的なものを。
僕が何故そうするかって?
僕たちが中身や内容のある何かを創ったなら、人々はそれを観る。 それが素晴らしいエンターテイメントの価値があるものだったら、たちまち釘づけになる。
そういう事がしたいんだよ。


・・・ END ・・・

UPDATE - '07.10.25