長崎オランダ村(株)発行 “デイリーハウステンボス” より '92年時と '93年時の記事
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■ フライング・ダッチマン ■
ショッピング・アーケードの 『パサージュ』内にある、ゴルフとマリン・スポーツをテーマにしたカジュアル・ウェアのお店。
ハウステンボスのマイケルっていうと、どうしてもテンボスマーク入りセーターを着てるっていうイメージがあるけれど、その服を売っているのがココなのです。
少し前まではマイケルが '92年12月のお買物ショット写真が飾ってあったそうですが、現在は奥に片づけてしまったという事で飾っていませんでした。 理由の1つは、もし今回来日することになったら、本人が飾ってあるのを嫌がるから取り外せというテンボス側の配慮もあったそうです。
もう見ることが出来ないのかなぁ… と思っていたら、店員さんがわざわざ奥から出してきて見せて下さいました。
マイケルはこのお店で、特にお気に入りの真っ赤な地色に金の刺繍(テンボスマーク)入りセーターを買いました。 セーターを気に入ったマイケルは、奥の試着室で即、着替えちゃったそうです。
'92年12月27日、店内でのマイケル。 写真撮影はテンボスの企画の人によるものです。
セーターの他に、3色の切替えがアクセントのハイネックトレーナー,バックプリントのスウェットパーカー等、ゆっくり時間をかけて品選び!
数十枚買いましたが、店員さんのお話によると
「ご自分の分だけというのではなく、周りのスタッフの皆さんの分がかなり含まれていて、それを全部まとめてマイケルさんがお支払いになったんです。 お付きの方がカードで精算されていきましたよ。」
ということでした。 マイケルって太っ腹――!
約1時間、ここで買い物をしていたそうです。
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■ プリマ ■
『パサージュ』 2階にあるテンボス・キャラクターグッズのお店。
マイケルがこのお店に入って目についた物は、商品棚にディスプレイされていたダーツ。 おもちゃのピストルから吸盤付きの矢が出て、的にくっつけちゃうっていう物。
「そのダーツをやって遊んでいましたよ!」
と、ニコニコ顔で説明してくれた店員さん。
あまり迷わず、気に入った物はパッと手に取り、自分でレジまで持って行っちゃうそうです。
お店に入り まっすぐ進んだ先は、海外や日本のいろいろな本を売っている棚。
“M.Cエッシャーの本”がとても気に入ったのか 甥っ子とともに見ていたそうで、その時の写真はやはり飾られていませんでしたが、店員さんが出してきて見せて下さいました。
マイケルがエッシャーの本以外で気に入ったのは、日本語訳された絵本 『くじらの歌ごえ』 という童話です。 (マイケル日本語は読めないから絵を気に入ったのかなぁ?)
『くじらの歌ごえ』
作:ダイアン・シェルダン 絵:ゲイリー・ブライズ 訳:角野栄子 / ブックローン出版(株) 1,428円
おばあちゃんが孫の少女に “くじらの歌”の話を語る。 「贈り物のお礼に歌を聴かせてくれるよ」。
少女はくじらに花の贈り物をし、くじらは遠い海のむこうから歌で少女の名を呼んでくれるのでした。
このお店にマイケルが来るという連絡を受けた店側では、閉店後に一般のお客さんを外に出し終え、あとは従業員とその家族が残っていたそうです。
その中に小さな女の子がいて、マイケルのセキュリティーがその子の手を引き、本を読んでいるマイケルのそばまで連れていってあげた時のこと。 マイケルは、本から女の子へと目を移し、頭をナデナデしてあげたんですって!
「ニコニコして、とっても優しそうでしたよ。」
と、その時の様子を話してくれた店員のおばさま。
マイケルの印象は? と尋ねると、
「“いらっしゃいませ”と声をかけると、ニコッと笑い軽く会釈して下さいましたよ。
女の人みたいにキレーイにお化粧して、赤い口紅してて、そしてマニキュアもしてましたねぇ。」
……;
ちょっ! ちょっと待って!
ニッコリ&キレイには納得できるけど、口紅とマニキュアには絶句! それって誰?! って感じでしたが、
「帽子を被っていて、こう… 髪を前に垂らしていてねぇ…。」
…そりゃ間違いなくマイケルだわー。
口紅やマニキュアのように見えるのも、いろんな理由もあるのよ… と思いつつ、何の偏見もない素朴な人の印象って こーゆーものかもと思ったりして。
マイケルはこのお店では、ぬいぐるみのルーキー人形の他、ルーキーの指人形,アドレス帳,エッシャーのポストカード,本など、約3万円分のお買い物。
('94年3月)25日の昼間にはジャネットとともに来日したママが 1階のお店でお買い物をしていた、なんてお話も聞けました。
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■ ハンス・ブリンカー ■
『パサージュ』 から 『専門店街』 へと移り、ここはキャンディやクッキーを売っているお店。
'93年9月にマイケルと接した店員のお兄さんにお話を伺いました。
「マイケル・ジャクソンが来店するという事で、上司から “今回マイケルは不機嫌らしいから、ニコニコしておくように!”と言われてたんですが、実際に来店した時は不機嫌そうだなんて全然感じませんでしたよ。 踊って!歌って! って感じです。 口ずさんでいるっていう感じですけどね。」
踊っていた、の言葉に喜んじゃった私たちですが、きっとリズム取りながら身体を動かしていたんだろうなぁって思いました。
店員のお兄さんが通訳の人を通して
「試食のお菓子、食べて下さい」
って勧めると、マイケルは
「あぁ… いいです。 ホテルに戻ってから食べますので」
と答えたそうです。
マイケルが特にお気に入りなのはドイツ産のキャンディ “バタースコッチ”で、'92年・'93年とも、本人が大好物で食べるために買っていったということです。
このお店での買い物は5分~10分程度。
ちなみに、マイケル来店前にはあらかじめマイケルが欲しい物のリストが回ってきて、品を揃えておくそうですよ。 短時間でのお買い物!ってことだからでしょうね。
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■ フレグラント・オリーブ ■
ポプリやハーブなど、香りの専門店です。
'92年の時には買わなかったけど、'93年には自分で香りを確かめてから買っていったそうです。 その香りを嗅いでみたけど、けっこうキツイ香り?! トイレっぽかった。
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■ ジョーカー ■
ゲームやキーホルダー等を集めたお店です。
ここでもマイケルは口ずさみながら踊ってたっていうから、やっぱりゴキゲンは良かった様子。
お店の人は、
「ニッコリ笑顔でしたよ。」
と言っていました。
マイケルが迷うことなくパッと手に取ってレジに持って行ったのは、マリリン・モンローのイラストのトランプ。 他にも店内では、マイケルが買ったのと同じ商品にキャッチコピーのカードを立てていました。
- “あのマイケル・ジャクソンが2度も買っていった お気に入りのペーパークラフト”
- “マイケル・ジャクソンが買っていったハウステンボスのオリジナル・キーホルダーです。 おみやげにいかがでしょうか。”
- “Mジャクソンも買っていったョ” とは、ミニ・ビリヤードとルーレットに。
こうやって買い集めた物って、ネバーランドにやって来る子供たちの為に自分で選んでるのかナ?
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■ モーイ ■
1階は画材等を売っていて、2階が絵画・ポスター等を売っている所。
1階はガラス工芸品のお店 『びーどろ』 と繋がっている(同じフロアーです)という事もあり、マイケルはガラス細工の品も見て回ったそうです。
『モーイ』 1階の画材売り場にあった 木製の人形(人型) と (手型) のものを買ったり、他にも 画材を何点か 買っていったそうな。
マイケルは、人形をあれこれ動かしていたそうです! (私たちは木製人形に 「シェー!」 させてしまったけど、マイケルもやってたりして? ンなわけない)
手型の方の物は、 『フライング・ダッチマン』 で貼った写真にある甥っ子(Taj)の手にある物がそれです。
このお店では約10分ほど居たとか。
ここでのお買い物ショット写真も以前は飾ってあったそうですが、今回は既にありませんでした;
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■ アニメワールド ■
1階にあるアニメ工房は、お客さんも体験出来るようになっています。
そこの工房で実演作業をしていた方にお話を伺いました。 その方はマイケルと接した方だったのです。
約1時間ほど居たマイケルは まずこの工房に入り、工房の入口に一番近い机で、実際に自分の手でアニメに色を塗って体験! 係の方がマイケルに、アニメ行程のこと等を説明してあげたそうです。
その時に、ここの従業員(今は退職されている)の女性が、マイケルに
「アニメセル画にサインして下さい」
と申し出ると、マイケルはそれに応じサインしてあげたそうです。 そのセル画は下の物。
その従業員の方は退職と同時に “個人的にもらった物だから…” ということで持ち帰ってしまったため 現在は見ることが出来ませんが、以前はアトラクション内に飾ってありました。
工房入口の真っ正面あたりにある、クルクルとハンドルを回すと円盤の細い隙間から正面の絵が動いて見える(馬が輪くぐりする)機械を、マイケルは気に入って 自分でクルクル回して見てたんだって!
それから2階へ行き、1つ1つ区切られた小部屋でアニメを楽しんだマイケル。
小部屋にはそれぞれ丸椅子があるんだけど、床の絨毯にゴロッと寝っ転がって観ていた様子が目に浮かびました。
1つ1つのアニメは短編モノなんだけど(各15分位)、どれもマイケルが好きそうな作品ばかりって感じでした。 (マイケルの好みを訊いたわけじゃないけど; 何となく、想像で、多分、…って事です;)
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■ アクアリント ■
『アクアリント』 でのマイケルの様子は、別枠で詳しく書いてありますので そちらを見てね!
オバQポンチョ(?!)を アトラクションのお姉さんに着せてもらい、甥っ子たちと水の迷路でキャッキャと大ハシャギしてたり、ゲームをしたり、ボタン操作で絵を描いたりするカッワイーマイケルの事を書いてあります。
- ≪水の迷路≫
- 細くて平べったい水槽が迷路状になっていて、細かい泡がプクプクと下から出てきて泡のカーテンのよう! この迷路、意外と道が狭くって…。
- ≪ニーナのおえかき≫
- アトラクションには迷路以外にも、コンピュータを使ったお絵描きで楽しむことも出来ます。
カーソルで画面の矢印を動かし、画面上の好きな所にキャラクターを置いて絵をつくるのです。
「ニーナ」 というのは、キャラクターの女の子の名前。
マイケルは、何台かある機械の中の “2”って書いてある所に座ったんですよ!
- ≪TVゲーム≫
- 『アクアリント』 のキャラクターが主人公でゲームを進めていくもの。 マイケルもこれに挑戦!
マイケルの座ったシートのことを、アトラクションのお姉さん達は “マイケル・シート” と呼んでいるとか! ここへ行ったら訪ねてみてね。
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■ クリスタル・ドリーム ■
ヴィーナスに片想いする牧神パーンの物語。
フィルム上映と噴水・ガラスで創る、3-Dのような不思議な映像。
アトラクションに入ると、シアター入場前に物語の内容をTVモニターで流して観せてくれる。(本編は台詞なしなので)
ここでは、マイケルを案内したという女性係員の方からお話をして戴きました。
その方はとても親切丁寧にいろいろと話して下さいました。 質問が前後しちゃう私たちに対して、笑顔で応対して下さったその方の語りを、順を追ってお伝えします。
「私は直接お話しは出来ませんでしたが、ご一緒にショーを観ることが出来ました。」
「一般上映が終わってから、VIP通路を使い(マイケルに)入って戴きました。」
「ショー(上映)前に、係の者がストーリーを説明し、それからご覧戴いたのです。」
「(最初はシアターの)中央の前から3,4列目あたりでご覧戴き、その後は一番前の床で!」
「最初は真剣に観ていましたが、あとからはキョロキョロと頭が動いていました。 ショーの合間に椅子から立ち上がられて、ご自分から前の方へと行かれたり! 終わってからも、何度も係の者に話を訊いて、甥子さん達と前の方へ行き、緞帳(ステージの幕)をめくって中を見ていらしたり! 場内を動き回っていましたよ。」
「それから、バックヤードといって 後ろから噴水を見ることが出来るのですが(※一般客は見ることは出来ない)、 「仕組みが知りたい」 と申されましたので特別にご案内しました。」
「(このアトラクションを)とても気に入られたようで、('92年12月来日時に)翌日も来られ、2回ご覧になりましたよ。 12月、2回いらして (ショーの後)1mくらい近くでお逢いした時、(アトラクションから)帰られる時に甥子さんとともに日本語で 「アリガト」 とおっしゃいました。」
「(印象は)TVで観るより小柄な方だなぁ…と。 (マイケルは)終始ニコニコとされていました。」
“これを考えたプロデューサーと会いたい。 自分の考えと合わせれば良い物が創れるだろう”
と新聞などに載っていた事について尋ねてみると、アトラクションを出る時はコメントを直接言わなかったけれど、通訳を通してそう言ったらしく、
「東京で、そのプロデューサーと会ったようなことを聞きました。」
ということです。
実際にその話が進行しているかどうかは判らないということでした。
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■ 宇宙帆船館 ■
『大航海体験館』 のアトラクションへ行ったらば、前年まで 『宇宙帆船館』 に居たという従業員のお兄さんが居たのです。 そのお兄さんはマイケルとは直接会っていないけど、
「『宇宙帆船館』 に行ったら “17番のカート”に乗るといいよ!」
って教えてくれました。 マイケルが乗ったモノだそうです。
このアトラクション、宙吊りのカートでユラユラ揺れて動いていくんだけど、途中 ∑キャッ と驚く仕掛けがあったりして、なかなかGoodでした。
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■ 迎賓館 ■
マイケルがハウステンボスで宿泊していたホテル。
1泊30万円のスイートで、一般人の私たちはちょっと近寄りがたい気もするけれど、ちょっと見学!って事でトコトコ中へ入って行きました。
ヨーロッパのお屋敷みたいな重厚さ! ホテルといっても殆んど予約付きのVIPクラスの人向きです。
ロビーらしからぬ雰囲気のところに立っていたホテルマンのおじさま(おじいさま?)が対応して下さったのですが、いきなりマイケルの事も訊きづらくって、天皇家の方の事やら(ここに宿泊されたとか) 海外からの賓客の事やら、…どこから見てもそんな話題やこの迎賓館とは似つかわしくない、怪しげな風貌の私たち;;
「ところで… “あの”マイケル・ジャクソンも、ここに泊まったとか?」
なんて… あまりにもシラジラし過ぎる?!
「はい。ご宿泊されましたよ。 とても感じの良い方でした。
お出かけになられる時に、私が “Have a nice day !” と声をかけると、ニコヤカなお顔で “Thank you.” とおっしゃり、軽く手を上げ応えて下さるんです。
ここをお発ちになる日も、私が “ご一緒に写真を撮りたいのですが、よろしいでしょうか?” と尋ねると、 “OK ! いいですよ” と笑顔で応じて下さって、並んで写真に写りました。」
と、こんなお話を聞かせて下さったのでした。
ロビー中央にある階段を下りると、下にはマイケルも食事した 『エリタージュ』 がある。
完全予約制。 宿泊客以外でも予約さえしておけば食事が出来る。
窓から外を眺めてみると、いつもファンが集まる河沿いの柵あたりがとっても近くに感じ、あぁ… マイケルもこんな眺めだったのかぁ… と しみじみ思っちゃいました。
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● ジャネット ●
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ジャネットは、ホテル・ヨーロッパの1階スイートに宿泊。
リハーサル(※ドムトールン横の特設ステージでの野外ライブ)からホテルに戻って来た時は、入口に黒山の人だかり。 ジャネットのボディガードに見慣れたスキンヘッドが…
「あぁ~~!! マイケルの時によく付いているチャールズじゃないの!」。
こんな所で出遇うとは;
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コンサート前の昼間、ジャネットのイラストをボードにして持っている男の子2人発見。
よーく見てみると、イラストに “Michael and Janet” って書いてある。 なんとその男の子たち、実はマイケルファンだった!
イラストのデザインは、ジャネットのCDジャケットポーズ。 男の子たちいわく、
「身体の部分はジャネットで、顔はマイケルをイメージしました」。
なぜか拍手をしてしまった私たち;
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まだまだ回りきれなかった所もあるけれど、久々のリフレッシュ!
これから行ってみようかな?って人も楽しい旅になりますように!
【※注 - 現在では既に無いお店やアトラクションもあります】
そして、ハウステンボスの皆さん、ありがとうございました。
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【 アクアリントのマル秘話 】
( VOL.59 / Dec 1993 )
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'93年もハウステンボスで遊びまくったマイケルっ!
そんなマイケルの様子を、『アクアリント』 の係の方にお聞きすることが出来ました。
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アクアリントでのマイケルって、どんな感じでしたか?
「アクアリントは子供も楽しめるアトラクションで、水の迷路とか ゲームコーナーとか お絵描きコーナーがあるんです。
それで、キャラクターのぬいぐるみのディモーニっていうのが2匹いるんですけど、それがマイケルの所にトコトコってやって来て、
「これがディモーニです」
って紹介されたんです。 そしたらマイケル、
「あっ かわいいっ」
とか言って喜んでてね。
実は、ディモーニにムーンウォークを練習させておいたんです。 で、
「マイケル、このディモーニを見てて。 ハイっ ムーンウォーク!」
とか言ってムーンウォークさせたんです。 そしたらもう喜んで、すごく高い声で笑ってました。 手を叩きながらね。」
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――
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かわいいっv
そういう時って、サングラスしていましたか?
「帽子かぶって、サングラスして、ピーターパンのジャンパー着てました。
それで、いよいよ水の迷路に入るって時に着替えなきゃいけないんですけど、いろいろあって ポンチョとか 」
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濡れたりするんですか?
「いえっ、濡れたりはしないんですけど、ただ魚になったような気分になってもらうんです。
それで、マイケルにポンチョを着てもらおうって事で、お付きの人に
「コレをマイケルに着せてあげて下さい」
って言ったら、
「あなたが直接マイケルに何か着せてよ」
って言われて…。
せっかくだから、一番おちゃめなポンチョを着てもらおうと思って 大っきい目のついたオバQみたいなポンチョを選んで… もうムリヤリ着せました(笑)」
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こんなの嫌だとか言いませんでした?
「 “えぇっ; こんなの着るのォ?;”
って感じでした。 でも着たら喜んでました。
で、帽子を被っていたから
「帽子がジャマになるので脱いでもらえませんか?」
って言ったら、素直に帽子を脱いで 。
あと、妖しい模様のついたお面を被るんですけど、マイケル、サングラスを取って 自分からそのお面を被ってくれました。
そこで、マイケルが優しいんですよ。
自分だけ楽しんでちゃいけないって思って、
「甥っ子たちにも何か着せてあげて」
と言ってね。
その時マイケル優しかった!」
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マイケルのカッコって、どんな感じなんですか?
「 オバQみたいな。(笑)」
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想像できないっっ;
「なんて言うのかなぁ。 頭からスポッと被れるやつで、胸のところに大っきいクチビルがデーンっと付いてるような。
それを着たらすぐ迷路に入る予定だったんですけど、マイケル、もう すぐにゲームコーナーにすっ飛んでっちゃって、甥っ子たちと一緒に
「競争しようっ!」
とか言って。 で、
「コインちょーだいっ」
って言われて、コイン入れてあげて…。」
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マイケルはタダですか?
「ええ、みんなタダです。
そこでアクアリントのオリジナルのBGMが流れるんですけど、マイケルそれが気に入ったみたいで、
「このCDが欲しい」
って言い出して。 でもテープも何も無くて…。 ゴメンなさいって言ったら、シュンとしてました。」
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で、やっぱりオバQのカッコでゲームしてたんですか?
「そうそうっ!(笑)」
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え"~~; 信じらんないっ; そんなマイケルが見てみたいっ;
「もうみんな大笑い!
マイケルって ひょうきんでカワイイよねって。」
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マイケル楽しんでましたか?
「ええっ。 すっごく楽しんでました。」
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迷路なんか、うまくやってましたか?
「ゲームが終わって、迷路に入ったんですけど、通訳の人がビデオを持って先に入って行って マイケルと甥っ子たちが入って来るのを撮ってたりしててね。
で、またマイケルが、キャッキャ キャッキャ言いながらねェ。 4人でキャ キャ 言って。(笑) もう、子供みたいな声で、キャッキャ キャッキャ大喜び!
大人になっても こんなに喜べるなんて、って感じで…。」
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マイケル、駈けずり回ったりしてるんですか?
「パ ッと走っていって 甥っ子たちをまいたりして、
「わーっ ここだよっ」
とかやってて、で、また わ っと走ってって…。」
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えーっ; マイケルかわいいっ!
私たちが外を駈けずり回ってた時に、中ではそんなコトがっ!!;
「それから、迷路の後はお絵描きコーナーに行って 。」
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マイケル、お絵描きしたんですか?
「ええ。」
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えーっ? どんなどんな?
「ボタンで矢印を動かしたりして描くんですけど、自分が描いた絵がプリントされて出てくるんです。 それで、マイケルお絵描きしてたんですけど。」
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マイケル、なに描いてたんですか?
「そこのキャラクターのニーナちゃんとか描いたり、ワカメとか石とか描いたり…。」
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ワカメ?;
「うん。 なんか結構4コか5コ絵を出してましたよ。
で、お絵描きが終わって…。 ここで写真を撮らせてもらおうと思って、護衛の人に
「写真撮らせて下さい」
って頼んだんです。 でもダメって言われて…; でも優しい人もいて、
「お願いですっ 撮らせて下さいっ;」
って言ったら
「じゃあ、マイケルに直接訊いて下さい」
って言われちゃって。 それで、仕方なくマイケル本人に
「写真撮っていいですか?;」
って訊いたら 気安く
「あっ いいよ」
って感じで。
それで、ポンチョ着てるかわいいマイケルを撮りたかったんだけど、護衛の人がダメって言って、脱がせてから撮ってって言われて。」
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マイケル、一応イメージを考えて脱いだのかな?(笑)
「それで、ちゃんと帽子とサングラスして…」
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え~~っ サングラスもしちゃったんだっ。
「キャラクターのぬいぐるみを2体、右と左に置いて写真撮ったんです。
ぬいぐるみと手を繋いで、軽やかにスキップするようにして遊んでましたよ。」
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かわいいっ マイケルっ!
「マイケルのしていたマスクね、画用紙みたいな紙で出来てるんですけど 、外した後はファンデーションやら油でコテコテになっていました。 きっと汗びっしょりで遊んでたんですよね。
実は私、マイケルを叱っちゃったんです;」
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えっ?! 何でっ?
「お絵描きしている時に、ボタンは1回押せば良いのに、10回くらいバ ッと連打しちゃうんです。 だから
「1回押せばいいんですっ!」
って叱っちゃって;(笑)」
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えーっ; マイケル、何て言ってました?
「何も言わずに、ボタンを1回だけポンっと押してました。」
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マイケルって、パッと見た時の印象ってどんな感じでしたか?
「あ TVで観るマイケル・ジャクソンだ! って感じ。
もうっ 声がとっても可愛いなぁって思いました。 あの “ハハハハ”って声。(笑)
それに、マイケル、おメメが可愛いかったっ。」
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おメメがっっ!
「私もそこまでファンじゃないですけど、パッと見た瞬間… わぁっ オーラが見えてる?! って感じでした。」
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貴重なお話、ありがとうございました。
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